私は今でも命を軽んじている

私自身が長生きしたくない、早く生が終わらないか

そう考えています


 諸行無常

この言葉は本当に的を得ていると思う

例えば、健康診断で何も異常はないと言われ

その帰りに事故にあい、命を失う


大きな怪我や病気を乗り越え、リハビリを耐えて

頑張っていた人が、ほんの些細な転倒で命を失う


 私達は自然と、当たり前のように平均寿命を、長生きをして天寿を全うする、そう考えている

けど、現実にはそんな最後を迎える人ばかりではない

世界で見たら、一日が過ぎる間に何処かで旅客機が落ちてたくさんの命が失われているかも知れない

震災や天災で、どうにも出来なかった命が消えているかも知れない

人はいつか死ぬ。けど、それは決まった日がある訳ではなく

突然にやってくるかも知れない

私達の身近に感じる出来事の中では、病気や事故だけど

いつ自分が、愛する人がいなくなるかは誰にも分からない

それに憤りを感じて、理不尽に、虚しく、悲しくもなる

10代で、30代で、いつかは分からないけど

人の寿命がこんなにも儚いものなら

なんで人を好きになるのか?

なんで人を嫌いになるのか?

私はまた分からなくなってきました


こんな気持ちしか残らない事実なら、私は消えてしまいたい

命日を迎えた日には、この気持ちにはならなかった

でも、数日経った今では押し潰された感覚しか残っていない

私は自分のために頑張ると決めたけど、その自分がどうにでもなれ、なんて思っていたら

なんのために、誰のために今を頑張っているのか

矛盾しか感じられない

私は嫁さんを愛しすぎたために、こんな気持ちになっているのだろうか…

分からない。自分を見失って、くるしくてたまりません