相変わらず私の心を鷲掴みにしている羅臼。
今年はどんな返礼品かな？
なんて寄付する気も満々だが、さて、自分の住んでるとこの返礼品ってなんだろう？
と調べればワイヤレスホン。
地場産品……‥
私が住む街には「大師巻」というお菓子がある。
パリっとした海苔に巻かれたサクサクの煎餅。
揚げたお煎餅に巻いた海苔が袈裟に似たことから「大師巻」と名が付いたらしく、商品名からも川崎大師を匂わせるこれこそ返礼品に相応しい品ではないか
（我が家調べ）
）昔から母親へのプレゼントは常に頭を悩ませていた。
うちの母親は
「贈り物はその人が喜ぶものを選びなさい」
と、まあそれ基本だけどさ、自分が貰う時もそのスタンスなので安易に「感謝の気持ちです～」的に送ると瞬殺玉砕
「これは好みじゃないからもらっても困る。次からは送らなくて結構！」となる。
……
そうそう貴方の欲しい物ピンポイントに分かるかよ
そもそも贈り物って贈ってくれる方の気持ち＝好意
そこフィーチャーして有難く（大人しく）受け取ってよ
と思っていた。
しかしですよ
そんな面倒な母親の心を掴んだのが「大師巻」だった
それからは大師巻さえ贈っておけば間違いなく、まさに大師巻神!!
なのに、なのにだ
いつの頃からか大師巻が皆のものになってしまった
10年前ほど前は会社の帰りにふらっと寄っても買えた大師巻がいつの間にか大人気。
開店前から長蛇の列、お昼前には売り切れる。
ネット販売は既に2024年分の注文も終了したとか
うぬぬ
せっかくのアイテムがあるのに使えないもどかしさ。
大師巻が手に入らなければ、新たに探すしかない。
因みにこれまで大師巻以外で喜ばれたのがもう一点ある。
ダルマだ 
しかしいくらなんでもダルマだけ送り続けては、それはそれでまた辛辣なお言葉に我が身が持たぬだろう
お金受け取ってくれるなら簡単なんだけどね〜…
今のところダンナの病気に終わりがないことを知ってるから、
「こちらは夫婦二人定年まで働き退職金も貯金してるからお金は不要。こちらの心配より定年後の薬代のために貯金しなさい。」
となる
有難い親心なんだけどね
父親同様言葉足りず、愛が伝わりにくいペア
そんなある日、兄貴からクール宅急便が届いた。
姪と甥の入学祝いを送ったらわざわざお返しを送ってくれたのだ。
なんという気遣い
嬉々と箱を開けてみたら地元で人気らしい冷凍餃子12個入りが６袋。
その頃はダンナが副作用辛く連日熱を出していたので、我が家の冷凍庫はアイスノンとかち割り氷が占拠。
………………
アイスノンとかち割りの隙間にむりくり冷凍餃子を押し込んだ。
冷凍品をこんなに送られても困る
油断してたら兄貴に速攻電話して、母親のセリフを言ってしまいそうだったが、
贈り物って贈ってくれる方の気持ち＝好意
そこフィーチャーして有難く（大人しく）受け取って
……なんとか自分の言葉を思い出す…………
贈り物ってムズいね〜
ｷｬﾊｯ
ｷｬﾊｯ
