コロナになる前の年くらいの夏、その頃通勤電車はぎゅうぎゅうで、ワイシャツの背中が汗でびっしょりな人が隣に来ても逃げ場がなく

(ひーーーっっパックガーン)

となってたりの満員電車に乗っていたある日

ベルが鳴りドアがしまる瞬間、急に動機がして息苦しくなり、電車の中には空気が無いような恐怖感に襲われ、外に出たい!息ができなくなる!
と恐怖感に襲われた。
まるで電車の扉の向こう側が酸素がある世界で、私はその外に残された感覚。

息苦しく怖くて助けてと思ったとき、どこか冷静なもうひとりの私が、このままだと過呼吸とかになるんじゃ?と、以前過呼吸の人はビニール袋でスーハーするというのを思い出し、ハンカチを口に当てるという謎行動で(ゆっくり、ゆっくり)と自分に言い聞かせ呼吸を続けていたら少し落ち着いてきた。
運良く窓から外が見れたので、じっと遠くを見つめ恐怖感に飲まれそうになるのを気づかないふりしていた。
10分後ようやく次の駅に付き人の波にもまれてホームへ。

その時、これってパニック発作?と思い、自分って弱い人間なんだと愕然とした。
そしてそんな弱さを周りの人に気づかれたくない!と思った。

次の日からはまた発作が起こらないか不安しかなく、少し早く家を出て、休み休み行ったりした。
遅刻したこともあったが会社には本当の理由は言えなかった。
心配するだろうとダンナにも黙っていた。

パニック発作について調べると
・自分は弱い人間だ…なんておもっていたら大間違い
・誰だって起こりうること。
・人に知りれたら恥ずかしと思うことこそ発作を繰り返しす原因。
などがズバリ書いてあった。

それから恐怖心は襲ってきたけど息を整えることを意識したら倒れることなく過ごせた。
次第に電車に乗るコツ?なんかも掴めたようで恐怖感に襲われることも少なくなっていった。
このまま治まればいいなと思った。

ある日、会社につきエレベータに乗り込んだら扉が閉まると電気が消えた。
真っ暗だ。
ぎゅうぎゅうで真っ暗なエレベーターの中で発作が起きた。
エレベーターはすぐ電気が付き動き出したので止まったフロアで降りれたので、なんとか我慢できたが、
あー。こうきたかー。
とぼんやりしてた。

数日後の帰り道、たまたまダンナと同じ時間になったので一緒に帰った。
その時、実はさ…、とパニック発作かもしれないことを話した。
ダンナのことだから、すぐ病院にいこう!とか心配するかと思ったら、
「そうなんだ。」と、以前職場にいたアスリートがパニック障害だったんだけど、と話してくれた。
誰でもなる可能性があること、なんて私が調べたことをペラペラ話しだした。
ペラペラしてるダンナを見て(なんだ…)と思った。
あんなに悩んで恥ずかしいと誰にも言わなかったのに、この人はこんなにペラペラと(笑)
それもかなり饒舌で(笑)

そんなペラペラなダンナを見てたら、分かってもらえる事でこんなにも安心するんだなー…とホッとして、
モヤモヤが晴れた気分だった。

今ダンナと病院で診察待ち。
前回CMLの副作用で胸水の指摘を受けたが、最近咳と胸の痛みが出始めた。

偶然にも今朝、すでに断薬された方がCML発症からこれまでの経過を書かれており、その中に胸水の副作用の辛さが書いてあった。
強い精神力で自分を律し闘病されていた方でも涙がこぼれたと書いてあった胸水の副作用。

もし今後旦那にも起こりうる症状であるならば、以前私にそうしてくれたように理解してそっと寄り添う…のは無理そうなので、鼓舞し続けたいとふんどしを締め直してる最中です。真顔チョキ