「夜ご飯どうします？食べれそうですか」と聞かれたので、
「食べます食べます！お腹ペコペコです～」と言ったら、
その前にお水飲みましょうか？と口をゆすいでお水を飲ませてくれた。
ありがたや～。そしてお水うまい。
そのあと夕飯をもってきてくれた。
ご飯の準備しますね～。といつもみたいに横のテーブルで食べるのかと思ったら、
何やら私の前に台を設置して、ベットを起こしてくれた。
こ、これはまさか！！
海外ドラマで見る、ベットでご飯なのでは？！
※写真はイメージですｗ
お行儀悪いなとか思いながらも、奔放さを知ったワンシーン。
そんな初めてのベッドでお食事のメニューは、
鶏肉のソテーと煮びたしと、とろろと茶碗蒸しだった。
海外ドラマのメニューとはかけ離れてるけど、最高に美味しかった。
とろろの塩味と茶碗蒸しの温かさが体に染み、
食べられるということは元気になるはずだなと思った。
お肉は食べられなく残したけど、あとは完食。
ご飯食べたらそこで歯を磨いてくださいね！と、
歯ブラシと水の入ったコップと空の容器を置いていてくれた。
なんとベッドで食事だけではなく歯磨きまで。
準備してくれた器に水を吐き出し、でも歯ブラシは明日まで使わないから
明日自分で洗おうと、よけて置いていたら、
戻ってきた看護師さんが早速歯ブラシが無いのに気づいたので、
あ、大丈夫です。明日で良いので自分で…と言ったら、
いいんです。いいんですよ。
私たちはそのためにいるんですから。
と、すぐに歯ブラシを見つけて洗ってくれた。
なんだか泣きそうになってしまった。（今も思いだして泣きそう
）
そして素人が勝手に明日洗えるなんて判断してはいけなかったと思う。
色んな患者さんを見てきた看護師さんにそんな気遣いは不要で、
ましてやもし明日自分で洗えなかったら、その時余計に手間をかけていただろう。
前にテレビで、良かれと思って退室時に布団を丁寧に畳んであるのは逆に面倒！
みたいな旅館側のコメント見たことあったけど、まさに余計な事だったと反省した。
たった二泊三日の入院だったけど、看護師さんには本当に感謝は尽きない。
採血の時、看護師さんが、
「遅くてごめんなさい。私ヘタで…」なんて事いうのです。
私は気にしてなかったから驚いて、
そんなことないです！全然そんなことなかったです！！
と力いっぱい伝えた。
感謝しかないのに、そこまで看護師さんに気を遣ってるのかと思ったら、
そんなこと言わせる私の血管謝れ
！と思った。
もちろん看護師さんだけじゃなく、先生だってそうだ。
外来診察で待合室で待っていた時、
他の先生は患者さんの番号が表示されてるのに、ツンデレ先生だけ何も表示が無く、
先生寝坊したのかしら？なんて冗談言ってる人がいて、
まぁそれ聞いた私も、なるほど昨日は飲みすぎかな？
なんて合いの手も入れたくなったこともあったけど、
今日先生は朝食の前に私のところに来てくれた。
そうやって入院患者の様子を見て廻っているのだ。
知らないとは恐ろしい。
無知故の暴言、本当に申し訳ない。
このコロナ禍、医療従事者の方は私なんかが思う以上に過酷であろう。
そんな中も変わらす笑顔で接してくれるそれはまさに天使。
どうにか少しでも皆さんがより良く仕事ができますように。
報われますように。
昔、飲み会で「結婚するなら断然看護婦さん〜〜！」
と間抜け面で言っていた同僚に、お前はバカか、と。
仕事は仕事。私生活でまでそんなことできるかって友達（看護師）が言ってたから！
(※私の古い知人が言った言葉であり、全看護師さんとは無関係です。)
と言い放ったことがあった。
でも今なら私もそう思う。
結婚したいNO.1
