病室は6人部屋だったけど入院した日はダンナともう一人だけで、
そのうえ対角線上に寝ていたので、なかなかの快適ライフだと思っていたら、
翌日からどんどん入院してきてあっという間に満室。
それも手練れの患者さんばかりで、ダンナが一番若くて元気そうにみえたらしい。
隣のベットのおじいさんがなかなか騒がしかったそうだが、あっという間に退院し、
今日から静かに暮らせるわいと安心したのも束の間、
すぐに次のおじいさんが入院してきたらしく、
巨人軍並みの層の厚さだと感心した。
あるおじいさんは病院のシステムを無視し、家族と直接荷物のやり取りをして看護師さんに怒られた。
またあるおじいさんは「検査するから悪いんだけど今晩の食事は無いよ~」と言われると
「いいよいいよ~。そんなに食べたいものも無いからね~」と答えていたが、
夕飯時 「オレの食事だけ無いんだけど~」 と言って看護師さんを困らせた。
そんな楽しそうな病室でダンナはというと、
1日2万円の薬を飲み、点滴と副作用と、薄味の食事に耐えながら、
保険の担当者電話して書類など揃え手続きをして、
高額な薬が高額医療制度や健保で負担がいくらになるか調べたり、
退院後の在宅勤務用のPCを手配していた。
私はというと変わらず身内への報告とムギの散歩とパンツを届けることくらい…
そんなある日、次の検査の結果次第では退院の許可出そうだよ!と連絡が来た。
白血球数値が70000くらいまでしか減ってないけど、他の数値が安定しての判断だったらしく、
70000なんて数値で大丈夫なのかい?と思ってたけど、
次の検査では白血球数値も42000まで下がっていて、
先生!さすが~!!と感心する。
では退院となり、2週間の入院生活ってとこも予言通りだった。
先生から今後のことを説明していただくので、急いで病院に向かう。
病院に着くとすでに私服に着替えたダンナが待っていた。
なんだか久しぶり~と、副作用のこと思うとじんわりくる。
先生の話は、しばらくは週に一度血液検査をすること。
副作用が出たら薬を飲んで治していくこと。
副作用は3か月まで他にも出るかもしれないし、
今は胸水もないけど半年後に出ることもあるし副作用は様々だから、
検査だけはきちんとしましょう、的なお話があった。
食べちゃダメなのはグレープフルーツだけだった。
そして私が先生に差し出したのは、ちょうど家に届いた人間ドックの結果。
引っかかったものの中でCMLのせいのものがあるかの確認したかったので。
聞けばほとんどCMLの影響で、もちろんそこに尿酸値も入っていたw
コレステロール値が高いからこれはどっかで再検査か、と話していたら、、
次の検査でコレステロールも見みましょう、と言ってくださり、
なにやらPCにぽちぽち入力していた。
それは助かる! ありがたや~。
最後に「先生、この肥満ってのはCMLのせい?」ってきいたら
「食べる量を少なくしたりして気を付けてください。」と真面目に答えてくれた。
そして無事退院となりました。
お世話になった看護師さんにお礼を言う。
退院はおめでとうだけど、まだ外食と電車に乗るのはダメと釘を刺されたらしい。
でもありがたいお言葉だ。
そして久しぶりに外に出て太陽の眩しさを手で遮ったりとベタなことして、
コンビニでダンナのジャンクフードを買って家に帰る。
2週間ぶりのご帰宅。
そしてお待ちかね、ムギのお出迎えである。
おかえりなさい~。
ムギも頑張ってたんですよ~!