入院初日にしてすっかり疲れ、ムギの散歩をして戻るとご飯食べるのも面倒になる。

人間ドック以降、最近治まっていた頭痛が再発し、ストレスですか?

初日からこんなんでやっていけるの?

時間も遅かったし親への連絡は明日でいいかと寝てしまう。

ま、いいかと面倒なことを後回しにする性格は治らない。

 

朝5時に起きて、ムギの散歩。

そのあと家の掃除をして 7:00~在宅勤務はじめる。

緊急事態宣言が解除し、派遣先の会社は在宅勤務を徐々に減らしていく方向らしいが、

特例と在宅勤務メインでの勤務を許可していただいた。

コロナのせいで派遣社員は契約打ち切りなんて世の中だ。

ましてや本来なら出勤できないなら辞めるしかないのに、ダンナが入院したこと、

さらに感染リスク避けることまで考えていただき許可していただいた事、本当に感謝しかない。

 

在宅勤務中は基本残業はNGなので、思いやりに応えるべく残業しないよう猛烈に仕事する。

15:30に業務終了後、パンツと梅干しなんかを持って自転車で病院へ向かう。

 

入院前に人間ドックで紹介された病院を調べてみると評判が良く、

クラスターのせいでそこで治療できないことをひたすら残念がった。

そしてその病院から紹介された病院は、以前知り合いから

 町医者に毛が生えたようなとこ(スミマセン…)と聞いていたことがあって、

うろたえていた私は強くセカンドオピニオンをダンナに勧めていた。

 

でも通院してみると、とつとつ先生はちょっとシャイだけど、質問したことに答えてくれるし、

こちらの質問が前に戻って聞き直してたとしても、再度検査結果を出してきちんと説明してくださる、

そんな先生だった。

 

とある病院の皮膚科の先生は、

「世の中で言う普通はそうでも医学界ではそれは普通ではないですから!」と威圧してきたり

とある産婦人科の先生に質問したら「あなた面白いこと言いますね」と言ったっきり

質問に答えず、その場に困った看護師さんが答えてくれたり…

そんな先生はこっちもお断りだ!

 

だから、この【質問にきちんと答えてくれる】 ・ 【患者の言葉に耳を傾けてくれる】 ことは

その先生を信頼するきっかけになるのだ。

(※私の勝手な判断基準です)

なので今は自転車で通えるこの病院で治療できるとことがありがたくって仕方ない。

そしてなによりダンナが先生のことを信頼しているのだから。

 

チャリチャリ着き病棟に入ると1階に長テーブルがあり病院職員と警備の人がいる。

そこで名前や患者との続柄なんかを記入して荷物を預けると連絡してくださり、

担当の看護婦さんが取りに来るシステム。

 

このやり取りの時にダンナに会えて、顔色ぐらいみれるかなと思ったのがそれも無し。

毎日パンツ1枚渡すのに看護師さんの手を煩わせることもないから

訪問は二日に一回にしよう、チャリンコ漕ぎながら思う。

 

家に戻ってお義母さんにLINEをして、ムギと散歩へ。

川崎大師まで行ってお願いをして帰る。

 

頑張ったけど終わらなかった仕事をこそっとやって、

そうそう、今日こそは親に連絡しなきゃと電話すると、珍しく父親が出た。

昨日はちょっとバタバタしちゃって連絡できなくてごめんと言うと、

そんなことはいいから、体に気を付けてしっかり支えなさい。

という優しい言葉。

その優しさに身をゆだねたまま母親に電話がかわると

 

「あんた!忙しいのは分かるけどそんなの分かってるでしょ!!

 こっちは心配で心配で!!!

 お父さんなんか何かあったんじゃないかって?って 電話しろとかいうし!!!!

 なだめて待ってたんだから!!!!!

 まったく!!!!!!

 あーーーー!!!!!!!

 はらわた煮え繰り返るったらありゃしない!!!!!!!!」

 

…は、はらわた…?

母親の性格忘れてた……

年をとっても性格は変わらずご健在…合掌…。

 

そのあとダンナのお義母さんからまたLINEが来るが、その日は優しさ1000%にしか感じず、

この家に嫁いで良かったと思う夜。

 

ムギ~(癒されちゅう)