やんわり宣告をされたダンナがバーガーキングをお持ち帰りして帰ってくる。

朝から何も食べてないダンナがハンバーバーガーをほおばる姿はいつも通り。

どこも痛そうでもなければ食欲も普段通り。

 

その病名が(私の勝手な思い込みなんだけど)死を連想させ参ってしまったが、

あらためてダンナを見ても、白血病なんてほんとかい?と つっ込みたいくらいなんだけど、

それが慢性骨髄性白血病なのだ。

 

ダンナが帰ってくるまで私なりに調べてみたが、そもそも

「白血病ってどんな病気 モグラはてなマーク

ってとこからなんですけど、実は白血病は血液の癌なのだ。(知ってた?)

 

そして慢性骨髄性白血病(CML)は、慢性期はほとんど自覚がなくそれ故ほっておけば、

慢性期から転換期・急性期と進行していく。

そうなると症状が出始めて、急性白血病のような症状になっていくらしい。

人間ドックで二年続けて白血球数値の高さを指摘されていたので、進行していないか心配でならなかった。

そして、あぁ去年の時点で嫌がられても検査にさせておけば、と自分を責めたとたん

てか去年の人間ドックの病院さー、で再検査とか言ってないし!!と憤ったり、

そういえばこの一年いきなり鼻血出したこと何回かあったな…と遠い目をしてみたり、

情緒不安定真っ盛りなので、 あとは旦那からいろいろと教えてもらうことにした。

ダンナによると、ほとんどの癌は原因となる遺伝子が特定されていないのに、

CMLは発生原因の遺伝子が分かっていて、白血病細胞の増殖を抑える治療薬があるんだそうだ。

これは朗報である!

 <写真はイメージですw>

 

 

紫色のオタマジャクシみたいのが白血病細胞(癌化した白血球)で、

投薬治療がうまくいけばこれがどんどん減っていき、

薬を飲んでさえいればCMLになる前と同じような生活が送れるらしいのだ!

この薬ができる前は骨髄移植しか治療方法がなかったそうで、

医学の進歩って素晴らしい~~!と、ムギとハグして喜びを分かち合った。

 

ハグ後、私は病気のことは調べるのを止めた。

もともと思い込みの激しい性格なので、間違って理解したら、

月曜日に先生から説明していただいても思い込んだまま理解したつもりになって、

してはいけないジャッジミスをしかねないので。

人間50年も生きてると結構自分のこと分かってくるもんだ。

 

そうは言っても、まだCMLと決まったわけでもないので、

変わりない態度でいてくれるダンナも次第に食べる量は少なくなり、

ずっとスマホ片手に病気のことを調べているようだった。

そんなダンナの心の支えになるんだ!と、気丈な嫁を演じてみても、

川崎大師にお参りに行ったり、やたらダンナと犬を写真に収めてみたり、

夜中寝ているダンナをみて「うぐぐ…」となったり三流ドラマのみたいになってきたので、

早く来い来い月曜日~!ってな感じで三日間を過ごしたのであった。