今日はワンコとは全く関係ないブログです。


「はだしのゲン」が教材から差し替えられるというニュースが流れていた。


理由は、当時の背景などを理解させるために、副教材などを作らなければならない教師の負担などが挙げられていた。一事例としては、浪曲の場面や母のために鯉を盗む場面など。。そして倒壊した建物から抜けられない父親かゲンに逃げろという場面も掲載されないらしい。


ぷーママは広島・長崎のどちらの被爆地からも遠い街で生まれ育った。でも、小学一年生の時、担任が学級文庫にはだしのゲンを全巻揃えてくれ、そして道徳の時間を使って、戦争や原爆について説明をしてくれたおかげで、子供ながらに二度と起こしてはいけないことだと、頭ではなく全身で感じたことだけは今もよく覚えている。


もちろん、子供だったから、初めはクラスメイトと「気持ち悪い〜」「怖い〜」という発言もしていた。でも担任が都度説明してくれていたことと、何度も読み返していくうちに、ただの気持ち悪いや怖いから、こんな世界を繰り返してはダメだって強い想いに変わった。


その時の気持ちは人生折り返したウン十年たった今も変わらない。


教育って、頭で理解させることだけではなく、感じとる心を育てることもどちらも大切だと思うんだけどなぁー。


まあ、詰め込み学力に偏っていて、それが教育と思っている教育者が多いから仕方ないか。。


ちなみに、はだしのゲンを紹介してくれた一年生の時の担任の先生は、秋には病気を患い休職となってしまったため半年しか学ぶことができなかった。生徒一人一人に目を向け、誰にも平等で、それぞれの個性を大事にしてくれる先生だった。


3学期の終業式に1日だけ学校に来られた時は、かなり痩せて髪もなくなり(多分治療によるものかな)、初めは先生の変わった姿にビックリしたけど、すぐに先生の笑顔と優しい語りで、やっぱり先生だ〜!!って、クラスメイトみんなで「先生、先生」って、先生不在の半年間の話をしに行ったのを今も覚えてる。


一年生といえばたった7歳。

だけど、ちゃんと感じ取れるし、自分なりに考えて咀嚼している。


子供には・・・とかすぐ言う教育者、自分の物差しでしか見ることができないんだろな。かなり残念。


ぷーママが一年生の時に育んでもらった心の土壌、今でもしっかりぷーママの基礎になっているんだけどな。