さとこのチカラ -240ページ目

キディの事

キディは さとこ が昔、飼っていたコリー犬です。




私は少しの期間だけ彼に会った事があります。

さとこ との結婚が決まり、実家の方へ遊びに行った時に玄関で出迎えてくれました。

もうその時はかなりの老犬でしたが、散歩に連れ出すと尻尾を振りながら、落ち着いた様子で

歩く後ろ姿が印象的でした。

さとこ が小学生の時に、お年玉やお小遣いを妹と一緒に長期間貯めて初めて買った犬。

当時「名犬ラッシー」というTV番組の影響もあり、コリーが流行っていたらしく

欲しくてたまらなかったそうです。

「キディ」という名前は直訳すると「子供」という意味なのですが、そこに

「やんちゃな」とか「元気一杯の」という想いを込めてつけた名前だと聞きました。


子犬の頃から老犬になるまで、さとこ の成長を見守ってきたキディ。

さとこ と付き合い始めてから、その成長の歩みや色々な事件があった事など、

事こまかに私に語っていました。

例えばこんな話、、


ある日、高校生の さとこ が学校から帰ってきて、前日に買ってあったケーキを食べようと

いそいそと支度をしてテーブルに置き、さあ、次はコーヒーを入れるぞとキッチンに行き、

部屋に戻ってくるとケーキが無い!


「え? 今、ここに置いたよね? 心霊現象??」


と怖くなったそうです。

部屋の中にキディはいないし、おかしい、、と思っていたところ、庭の片隅に背中を

向けているキディが、、

キディ!と呼んでみると、振り返ったその口元にわずかにクリームの痕跡が。

閉まっていた部屋の窓をこっそりあけて、そっと部屋に忍び込み、パクッとしてから

そそくさと居場所に戻っていたと。

もう腹が立つやら情けないやら、、、


そんな類いの話を色々と聞かせてくれたのです。


言葉の端々から、キディに対する愛情を感じていましたし、実際に会ってみると

もの凄い信頼関係がある事に、犬を飼った事が無い私は驚いたものでした。



結婚の前の数週間、さとこ はキディに


「私は、もうすぐこの家からいなくなるからね。でも時々戻ってくるから」


と、毎日体を撫でながら言い聞かせていたそうです。


やがて新居での私との生活が始まった頃、

キディは急に胃捻転を患い、老齢もあってかあっさりと逝ってしまったんです。

急いで実家に戻って泣き崩れる さとこ。

お義父さん、お義母さん、妹もみんな泣いています。

かれこれ15年近く一緒に住んでいた家族ですから、その悲しみは並大抵ではありません。

私も思わずもらい泣きしてしまいました。

リビングに横たわる大きなキディ。

傍らには、お義父さんが魔物が来ないようにと線香と真剣が供えてありました。


その日は遅くまで皆で静かに思い出話をポツリポツリと語っていたのですが、

平日で仕事の都合もあり、後ろ髪を引かれつつも私と さとこ は引き上げたんです。



ーーーーーーー



「昨日、夢でキディが出て来た」


キディが死んで2日後だったでしょうか、さとこ が朝、私に話しかけてきたんです。

あれほど可愛がっていたのだから、夢にも出て来るだろうと何となく聞いていたのですが、


「キディがね、クマのヌイグルミありがとうって言っていたんだよ。みんなが

 持っていないから羨ましがられるんだって。なんか後ろ姿で顔だけこっちに向けて、

 暗闇の中でスポットライトが当たっているような感じだった。

 でもヌイグルミなんて、あの時置いてなかったよね? 何なんだろう、、?」


気になった さとこ はその日の夜、実家の方に電話してみたそうです。

ちょうど電話口に出て来たのは妹でした。

そしてその話を聞いて妹は絶句したそうです。


私達が帰った次の日、実家の方の家族が、どうしても全員家を開けなければならなくなり、

キディが一人になるのは寂しいだろうと、妹がクマのヌイグルミを側に置いてあげたと。

大きさや色まで、さとこ が伝えた内容と同じだったらしく涙ぐんでしまったそうです。


「そんな事があるんだ、、」


その時の私は、まだそのように逝ってしまった者が伝えてくるという事が理解

出来なかったんです。。



ーーーーーーー



キディが逝ってしまってから長い月日が経ちました。

今、部屋の片隅には遺影があり、私達家族を見守ってくれています。

そして今、私の足下にはポメラニアンのウニとマリモが寝息をたてています。

彼らもいつかは逝ってしまうでしょう。

でも肉体が無くなっても、その魂は必ず側にいるだろう事は今は確信できます。

長年にかけて さとこ から伝えられ学んだ事。

生き物を大切に想う気持ち、それはかけがえのない修行のようです。


皆さんがもし生き物を飼われていたら、大切にしてあげてください。

それは相手のみならず、それにより自分が学ぶ事がとても多いのです。



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不穏な匂い

今日も朝から暑かったです。




8時前には家を出るのですが、徒歩で駅に着く頃には汗だくになっちゃいます。

とにかく汗をかくタイプですので気持ち悪いったらありゃしないです。

その状態のまま満員電車の中で耐えるのですが、少し乾くか乾かないかの状態で会社の最寄りの

駅で降り、また灼熱の地上に出て元通り。もうね、ツユだくです。

平日は毎日コレの繰り返しですね。

車で通勤できる人が羨ましくてしかたないです。


会社の中は「いちおう」エアコンがかかっているのですが、意地悪エコのせいで設定温度28℃。

何もしないと頭がボーッとしてきますので、自衛対策として私含め全員がマイ扇風機をデスクに

置いています。

朝、自分の席に着くとまず扇風機を最強にしてPCを起動させ、そしておもむろにコンビニで

買った冷たいお茶を飲む。 夏場はだいたいそんな流れです。


「あれっ? やっぱり今日はあの匂いがしないな~、、、、」


先日、この朝の一連の流れの中で、とても不穏な事があったんです。。



ーーーーーーー



「おはよ~~すっ」


周りの仲間に挨拶しながら、席に着いた私。

早く扇風機を付けなければ! 早く冷たいお茶を飲まなければっ!

PCを起動させながらいつもの流れです。

メールを立ち上げてチェックしていた時だったと思いますが、何かツンと来る軽い刺激臭の

ようなものを私の鼻は感じたんです。


「何だ? この匂いは、、?」


例えるなら瞬間接着剤のような、塩素臭のような、、そんな類いの匂いです。

まあ、時々感じる程度だからそんなに気にしなくても良いかな?としばらく放置していたのですが、

いざ本格的に仕事にかかろうとすると、やっぱり気になる。。

最初は清掃の業者でも入ったのかな?と思ったりもしたんですが、この日は週の半ば。

もし業者が入るのであれば、休日だよな、、と冷静に考えています。


もしかしたらと思い、隣の同僚に、


「何かさ、、変な匂いしない? 刺激臭のような感じの」


と声をかけてみたんですが、全く分からないとの事。

じゃあと、管理室にも声をかけましたがやっぱり誰も何も感じないと。

他の部署に聞いても同じなんです。

俺が匂うのか?とシャツから口臭から一通りクンクンしましたが、匂いの質が違う。

おかしい、、おかしすぎる、、と思いながらも、しばらく我慢していたんですが、そのうち

何か危機感のようなものを感じて来まして、何かの前兆かもしれないと思い始めました。


「これは さとこ に聞いてみるしかない!」


携帯でメールしてみました。


題名:会社の中で

本文:変な匂いがして危機感を感じる。そちらの家で何か起ってない?


しばらくして さとこ の返信が、


題名;Re 会社の中で

本文:べつに


冷たい! 冷たすぎるっっ! 旦那の危機かもしれないのにヒドいです。

滝汗でもう一度メールしました。


題名:Re2 会社の中で

本文:さとこのチカラ的に視てください。とても嫌な感じがする。


ーー



5分後、

いきなり携帯に電話がかかってきました。普段は忙しいからと無視されるんですが、

メールではなく、電話というところに何か緊急性を感じます。


「もしもし、、あのさ~、、あなたの会社の中がヤバいよ。できれば帰った方が良いくらいなんだけど

 そうもいかないだろうから、気付かないフリをしていた方がいい」

「何、、? 何が起こっているの!?」


小声になりながらも私は少々焦っています。


「おばさんが、、気が触れたような人が叫びながら走り回っているんだよ。まともじゃないし、

 私が言っても理解するような精神状態じゃない。止められないんだよ。

 何か心あたり無い?」


気が触れたおばさんが走り回っている、、

おばさん、、、?

あ! そう言えば前日、同僚の女性が私に伝えた事が、、


ーー



「しんさん聞いてくださいよ~。私、最近とても恐い思いしたんですよ。住んでいる賃貸の真下の

 部屋でおばさんが亡くなっていたんですよ~。なんか一週間くらい前から変な匂いがするな、、

 って思っていたんですけど、ある日、急に騒がしくなって、警察とかも出入りしてるから何かな?

 と思っていたらそうだったんですよ~~~」

「でね、私、最近その人に会ったんです。でも今にして思うと、どう考えても亡くなった後なんです。

 いつも挨拶してくれるのに、なぜか返事をしてくれなくて、、心なしか顔が土気色だったんです」


怖い!  いきなりの話だったので涙目 ( ;∀;)

さとこ の話で慣れているとは言え、会社の中ですからモロ不意打ちです。

その時は、怖いと思うと同時に可哀想に、、と同情してしまったんです。


その事を手短かに さとこ に伝えると、


「それだよ。刺激臭は部屋の中を消毒する匂いだよ。あなたの鼻の妖精が危機を知らせるために

 感じさせているんだよ。あなたは同情しちゃったでしょ? だから すぐに飛んできたんだよ。

 とにかく気づかないフリをする事。それについて話をしてもダメ!」


もう超涙目 (;゚Д゚) 落ち着いて仕事もできないです。

なんとか定時まで匂いにも耐えて一目散に家に帰りました。


ーー



「ただいま~」


さとこ に声をかけると私の顔をジッと見ています。


「はやく玄関に行って! 塩をかけるから! 連れて帰ってきてるから!」

「あなたの右肩に顔だけ憑いている。子供達の陽気で少しずつ影が薄くなっているけど、

 油断できない。とにかくあなたは身体の中から気を出して跳ね返すように!」


言われたようにイメージをしていくと、家の中の気もあって少しずつ離れていったようでした。

本当に憑かれやすい体質のようで、このような事が度々あり、結構参ります。。



ーーーーーーー



以前にブログに記した「鼻の妖精」は私の危機を知らせるために、匂いで感じさせていたようでした。

さとこ に言わせれば、かなり良くないものだったようです。

人間界と同じように、色々な霊がいます。

言葉を理解しない者だと さとこ でも諭す事ができません。

そのような者に「同情」をしてしまうと、私のように憑いてきてしまう事が往々にしてあります。


霊感は無くても、皆さんには「本能」があります。

少しでも危機感を感じたらなるべく、すみやかにその場を離れたり、気に留めないように振舞って

ください。



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高貴の人

一条さん(仮名)は、30代半ばの女性です。




ご結婚されていて、小さなお子様2人とご主人の4人家族です。

ご主人の度重なる浮気に悩み、今現在も不倫の最中に離婚まで要求されているそうです。

悩んだ末に、何度となく有名な占い師や霊能者の方々に視て頂いたそうですが、皆さんから

「離婚しない方が良い」と必ず言われるとの事。

なぜ「離婚しない方が良いと言われるのか?」 そして「今後どうするのが良いのか?」

更に深い部分を追い求めていた時に、さとこのチカラ を見つけて頂いたようです。


一条さんご本人の写真を送ってもらった時の さとこ の最初の一言は、

「こんな人を今まで視た事が無い」

でした。

全身を包むオーラが神々しいばかりに輝いていたそうです。

片付いた綺麗な部屋に、ハンサムなご主人と可愛らしいお子さんに囲まれて微笑む一条さん。

絵に描いたような幸せな家庭からは、とても悩みがあるようには思えませんでした。


「いったいこの雰囲気の中に何が、、?」


さとこ は送って頂いた写真の中に入り込み、そしてご家族の前世に飛んで行きます。


ーー



一条さんのはるか昔の前世、それは古代日本で神殿に住むような相当に位の高い人でした。

例えるなら、皇室のように一般の人にはお目にかかる事のできない存在。

また、ご主人を視ていくと立派な兜をかぶった武者姿が、、 一条さんに負けず劣らず

武士の世界ではかなり位が高そうな人のようです。

時代は違えどそれぞれが何度か生まれ変わり、現在は一般の人の姿に落ち着いているが元は

「高貴な者同士」という事が分かったようです。

そして さとこ が違和感を感じたのはあまりにも片付いた室内。その理由はお子さんが居るにも

関わらず、神殿と同じような一種の緊張感が空間の中に存在していたからでした。



ーーーーーーー


「近寄りがたいと周りの人に言われた事はありませんか?」


さとこ は電話口で一条さんに問います。


「ハッキリそう言われた事はありませんが、人付き合いではあまり皆でワイワイという感じでは

 無かったです」


彼女のあまりにも高貴なオーラは、品の無いオーラを跳ね返してしまい余計な者を

寄せ付けないのです。そして神殿の中に住んでいた名残で、静かに過ごす事を無意識に

実行している様子が視えます。


さとこ がご先祖さま達を呼ぶと女性の方々が現れました。

そして一般的には見せてはならない「未来」を「高貴な者は特別だ」という理由で さとこ に見せて

くれたのです。

一条さんが他の占い師の方々にアドバイスされた「離婚しない方が良い」という理由について。


離婚の後、彼女は働き始めます。でもその職場は余りにも庶民の中の世界。一生懸命仕事をこなして

いきますが、社員同士のちょっとした会話の中にも違和感を感じています。当初はニコニコ対応して

いますが、そのギャップが最大限になった時に体調を崩し働けなっている姿。


「身体が丈夫な方ではないですよね?」

「ええ、そうです、、」

「一条さんのご先祖さまがとても心配していて未来の姿を見せてくれました。離婚された後の姿です」


先の内容を一条さんに伝えます。

程なくして、離婚後のご主人の方の姿が、、


昔の武将にとっては何人も婦人を抱えているのが普通。ただ本妻以外の婦人にとっては、そのあまりの

高貴さ故に魂レベルで合致する者がいない。あまり寄りかかられると重たく感じ逃げていってしまう。

つまり捨てられて独り身になる事を繰り返している様子が さとこ に視えています。


ご主人にとっても、その方向に進む事は多いにマイナスとなってしまうようです。


電話口で話をしている内に、一条さんの身体の具合が悪い箇所も視えてきました。

遠隔体内透視です。さとこ 自身が処方する事もできるのですが、この時は心配している

ご先祖さま達からいち早くアドバイスを頂けました。


「緑茶を飲みなさい。それを丁寧にいれて小さな黒塗りの盆に置いて静かに飲むのです。

 綺麗な和菓子を添えるのも良いでしょう。そして子供の声はご主人の気を乱します。

 子供を別の部屋で遊ばせるなどして静かな時間をつくり、夫婦で湯気を見ながら寛ぎなさい」


ご主人には静かな時間と空間が必要なようです。


「生け花や季節の植物を置きなさい。季節ごとにこまめに変えるのです。高貴な者は自由に外へは

 出られなかったのです。だからそれらの季節の物を見て想像する事が通常の生活だったのです。

 小さな物事を感じる心。それが大切です」


緑茶の話を伝えたところ、なぜか自分は幼い頃からそれが好きだった、、との旨を聞きました。

ジュースではなくて緑茶。家族のみならず親戚の方達からも不思議がられたようです。


さとこ の霊視で「緑茶」が出て来たのは初めてです。

一条さんのご先祖さま達に聞いてみました。


「緑茶は高貴な者しか口にしてはいけなかった献上品。番茶や麦茶とは格が違うのです。昔は

 庶民の物ではなくそれを飲む事が高貴な者の証なのです」


さらに服装についても、


「色を入れた物を着なさい。高貴な者しか色物の着物は許されませんでした。庶民が着るような

 地味な服装ではいけません。高貴な者の証として必ずどこかに色を入れた物を身につけるのです」


そのように高貴な者が成すべき事について、アドバイスが続いていきました。



ーーーーーーー



さとこ が初めて出会った高貴なオーラを持つ一条さんとご主人。

時代が異なればお話する事はおろか、お目にかかる事もできなかったでしょう。

(私も さとこ も普通の武家のようですので)


何代にも続き生まれ変わり、現世では同じ位の魂を持つ者同士としてご家庭を築かれています。

その魂を持つ者同士というのは、それが故に結びついたものだと言えると思います。

他の者では満たす事が出来ないのです。


一条さんのご家庭においては、将来お子様が救世主となります。

今の家庭を続け、進んで行って下さい。

私と さとこ からのお願いです。





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