スタインウェイピアノB型がある教室
みどりピアノ教室
戸田千春です。
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昨年、ピティナのコンペでは予選通過した○○ちゃん。
最近、ピアノの練習になかなか乗り気ではないようで、
お母さまから話を伺うと
「うーん…そうなんです。
自分からなかなか進んでピアノの練習してくれなくって…」
わかるわかる。
先生も、先生のお姉さんと口裏合わせてピアノの練習したっていうことにしてもらって、サボったこと、何回もあるよ。
先週も、宿題のカバレフスキーのソナチネからは
しんどそ〜うな気持ちが伝わってきます。
『目は口ほどにものを言う』
と言いますが、
私からすれば
『ピアノは口ほどにものを言う』
です。
レッスンでは生徒さんの気持ちが手に取るようにわかってしまいます。
そしてコンクールの課題曲が発表されたことを〇〇ちゃんに伝えると…
首を横に振って
「もう出たくない」
そりゃあそうだ。
しんどいもんね。
先生もサボるくらいだもん。
みんなテレビ見てる時間にもピアノ弾かないといけないもんね。
やる気のない時は無理にやると余計にしんどくなる…。
〇〇ちゃんも、私もママも意気消沈で、
レッスンを終えた先週でした。
ところが!
次の週のレッスン。
昨日のことです。
あれだけ音が不揃いで、
湿った音しか出なかったカバレフスキーのソナチネの最初の和音が‼️
青空のように‼️
パリッと乾いてる‼️
メロディラインもくっきり晴れ上がってる‼️
うわぁ❗️別人が弾いているピアノだ‼️
「先生、やっぱりコンクール出てみよっかなぁ」
〇〇ちゃんのはにかんだ笑顔が本当に本当に愛しいです‼️
ちょうど〇〇ちゃんの大好きな曲が課題曲に入っています。
その曲はいつもコンクールやコンペのために最後まで仕上がることなく、75点で終わっていた曲です。
「うん。がんばろうね!〇〇ちゃんこの曲むちゃ好きやったやん。今度は100点にしてあげよ!」
すると、
〇〇ちゃん、
さらに、はにかんだ明るい笑顔を見せてくれました。
ピアノって成果がなかなか出ない習い事だけど、とことんやってみたら好きでたまらない習い事に変身するよ!
〇〇ちゃんのように1人でも多くの人がピアノを好きになってもらえるよう、今日もレッスンがんばりたいと思います。
「弾きにくいやろー」
すんなり音が出てくれるヤマハとは違い、スタインウェイを弾きこなすのは並大抵ではありません。
指作りのため、
良い耳を作るため
「全集中‼️」
でスタインウェイに挑戦してもらっています。
丸子あかね先生には「リズムの本」を刊行された時にセミナーでお会いしたきりで、
昨日のような課題曲セミナーに参加したことがなかったのですが、
セミナーに参加できてとてもよかったです!
とても実力のある先生で、また、審査員もなさっておられるため
はっきり断言してくださったことが信頼おけて、また、演奏家ではなく指導者目線でお話がお聞きできたことが、とても参考になりました。
でも一番印象深かったことが…
丸子先生の演奏されるピアノの音が…
亡くなった高原典子先生と、ものすごく似ていました。
これは私だけがそう感じただけなのですが。
高原先生の
「戸田さん、まぁ、ボチボチがんばりや」
という声が
画面越しから聞こえてきたような気がしました。