2013年9月20日に、自宅に隣接する店舗の駐車場で猫の喧嘩の声が聞こえて、駐車場へ出ていったらそこにいたのがジジ。

なんと、まだ生まれて数ヶ月であろう体型の子猫が、図体のデカイ猫を相手に喧嘩をしていたようだった。

 

さっと暗闇の中を影が横切った。

気配はすれど姿が見えず。

 

相手の猫も私の登場でとっくに姿をくらましていた。

目を凝らすと、電柱の影に黒猫の姿が見えた。

 

実は、私はその15ヶ月ほど前に最愛の猫を亡くしたところで、毎晩、その子が帰ってくる道を誘導する、というイマジネーションを試みていた。心臓発作で突然この世を去った『ぼくちん』

いま自分がどこにいるのかわかっているのか、ちゃんと神様の元へ行けるのか。

よければ、もう一度帰っておいで、と、イマジネーションの中でぼくちんを『こっちだよ、こっちの道だよ』と誘導していたのだ。

 

 

そんな経緯もあり、黒猫を見つけた瞬間に、『ぼくちん?帰ってきたの?』と本気で問いかけたのだ。

黒猫は、ダダ!!と走り寄り、私の足元に来た。

さっきまでケンカしていた初対面の子猫が、普通に私の足元にいた。

 

『ぼくちん、おかえり』

といって抱き上げた。

 

流石にぼくちんとは似ても似つかぬ風貌で、現実を受け入れたが、

今度の体は丈夫そうで良かったねと声をかけている自分がいた。