ガレージ雪風

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雪風の日常と趣味の部屋

デアゴスティーニ・ジャパンは、“ナナハン”の代名詞で今もなお愛され続ける伝説の名車『ホンダ・ドリームCB750FOUR』のビッグスケール組み立てキット、週刊『ホンダCB750FOUR 再刊行版』を2024年1月30日(火)より発売する。



『CB750FOUR』は1969年当時、ホンダが最高の技術の粋を集約し世界のバイク市場に向けて発表した名車。その中でも初期型の“K0”を再現したものが今回発売される組み立てキットだ。このモデルの特徴を忠実に再現するため、全長約52cmにも及ぶ1/4スケールが採用され、細部の造形から素材に至るまで徹底的に作りこまれている。


4ストローク4気筒エンジンを搭載するCB750FOURは、K0シリーズ初期生産車のみ“砂型クランクケース”を採用している。この砂型クランクケースの特徴である、梨地のざらついた質感の再現にまで力を入れた、こだわりの造形がこの組み立てキットの魅力のひとつだ。

 

 

また、実車の重厚感を再現するため、チェーンやスプロケット、エキゾーストパイプ、スポークなどには金属パーツを多用。さらにシートはレザー張りになっていたりと、マニアの心をくすぐる仕様となっている。

 

2011年に発売されたオリジナルの再刊行版となる本シリーズでは、多彩なエフェクトを演出する専用ディスプレイベースも用意されている。実車のスイッチのレイアウトを模した前面の操作パネルで、灯火類のエフェクトとサウンドのエフェクトを制御できる。灯火類ではヘッドライト(ロービーム/ハイビーム)はもちろん、テールランプ(ポジションランプ/ブレーキランプ)、実車と同じ点滅速度のウインカーの3種の操作が可能だ。


また、サウンド系エフェクトでは、エンジン始動音、アイドリング音を専用ディスプレイベース内蔵の大口径スピーカーから再生することで、迫力ある重低音サウンドを堪能することができる。

 

 

モデルキットだけでなく、毎号5つの章で構成されるマガジンコンテンツも充実。ホンダをメインに他メーカーを含む当時の名車やグッズを紹介するコンテンツや、『CB750FOUR』を構成する部品を技術的に読み解くコーナーなど、魅力的な内容が盛りだくさんとなっている。


組み立てガイドもこのマガジン内に含まれており、写真付きの丁寧な解説があるため模型作り初心者にも安心だ。さらに、上級者に向けにさらなるリアリティを追及するための“ディテールアップ方法”も随時紹介予定とのこと。


こだわり尽くしの週刊『ホンダCB750FOUR 再刊行版(全80号)』は、2024年1月30日(火)より、一部地域を除く全国書店およびデアゴスティーニ公式ウェブサイトにて発売される。創刊号から20号の購読者全員には、完成模型を美しく保つためのメンテナンス・ツール5点セットのプレゼントも。また、デアゴスティーニの直送定期で2台目の定期購読を申し込むと、期間限定で『キャンディブルーグリーン』のオプションパーツがプレゼントされる。


価格は創刊号が490円(税込)、第2号以降は1999円(税込)だ。商品やプレゼント、オプションパーツなどの詳細はデアゴスティーニ公式サイト(https://deagostini.jp/r/cb2/)を確認してほしい。


 

トヨタ自動車は旗艦モデル「クラウン」の新型スポーツ多目的車(SUV)「クラウン スポーツ」にプラグインハイブリッド車(PHV)を設定し発売した。



総排気量2・5リットルのプラグインハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力は306馬力。消費税込みの価格は765万円。月販台数は300台。


出力密度の高い駆動用モーターを採用した。また大容量のリチウムイオン電池(LiB)を床下に備え、満充電状態で電気自動車(EV)走行距離は90キロメートル、燃費性能は1リットル当たり20・3キロメートル(WLTCモード)。ガソリンタンク容量は55リットルを確保し、航続距離は1200キロメートル以上。


ハイブリッド車(HV)の上質さをベースに、スポーティーな味付けにこだわった。電気式4輪駆動システムによってコーナリングや降雪、雨天時の走行で安心感を高めた。また路面状況や運転操作に応じてショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御する電子制御サスペンションを採用した。
 

ダイハツ工業の認証試験不正で国内全工場が停止したのを受け、工場がある近畿や九州で相談窓口が26日までに相次ぎ開設された。 近畿経済産業局は26日、サプライチェーン関連中小企業相談窓口を大阪市中央区の同局内に設置。管内の大阪府や滋賀県、京都府にダイハツの工場があるため、サプライヤーの中小企業・小規模事業者の影響が懸念されている。窓口時間は平日9時30分―17時(昼休み除く)で、製造産業課が対面と専用電話(06・6966・6106)で対応する。



京都府もダイハツの京都工場(京都府大山崎町)が稼働停止したのを受け、27日から企業向けの特別経営相談窓口を開設する。窓口は京都産業21(京都市下京区、075・315・8660)や京都府商工会連合会(同、075・205・5418)など。


自動車関連の部品加工企業が多い京都北部にも複数の中小支援機関が窓口を設ける。府内の各商工会議所などでも対応する。府の商工労働観光部に緊急対策チームを設け、下請け企業や取引先企業の情報収集も進める。


滋賀県は雇用などの影響を情報共有する会議を27日に開く。大分県も「ダイハツ工業サプライチェーン関連の経営・金融に関する相談窓口」を設置した。
 

三菱自動車は21日、新型の1トンピックアップトラック「トライトン」を2024年2月15日に国内で発売すると発表した。タイで7月に投入した世界戦略車で、国内は12年ぶりの投入となる。タイなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)地域、豪州などを中心に世界で展開し、年20万台規模の販売を目指す。国内は23年度中に1000―1500台、24年度は数千台規模の販売を目指す。



新たに開発したラダーフレームや排気量2・4リットルのクリーンディーゼルエンジンを採用した。


消費税込みの価格はGLSグレードが498万800円、上位のGSRグレードが540万1000円。車体寸法はGLSが全長5320ミリ×全幅1865ミリ×全高1795ミリメートル。 


国内のピックアップトラックはトヨタ自動車の「ハイラックス」が先行している。


三菱自は林業などの仕事とレジャーの両方で利用するユーザーや北海道など降雪の多い地域での利用に加え、公共需要も開拓したい考え。


コロナ禍以降のアウトドアブームや、スポーツ多目的車(SUV)やミニバンからの乗り換えといった需要もあるとみており、国内の新しい市場やカテゴリーを広げることも期待する。
 

横浜ゴムは静粛性が持続するプレミアムコンフォートタイヤ「アドバン・デシベル V553」を2024年2月から日本やアジアなどで順次発売する。新品時だけでなく摩耗時の静粛性能も高めた。発売サイズは46サイズを計画している。



17年に発売した従来品「同 V552」の後継モデル。従来品で好評だった静粛性をさらに進化させ、摩耗の進行による静粛性とウエット性能の低下を抑制した。


接地面(トレッド)のパターンを新たに設計し、構造をタイヤサイズごとに最適化。新品時の騒音エネルギーが従来品比15%減り、摩耗時の騒音エネルギーも同22%低減した。低燃費性能やウエット性能、耐摩耗性能のバランスに配慮したアドバン・デシベル向け混練樹脂(コンパウンド)を採用した。


電動車対応商品であることを示す独自マーク「イー・プラス」をタイヤ側面やカタログなどに表示。低電費や静粛性などの特徴を提案する。
 

ダイハツ工業は認証試験不正で全車種出荷を止めたのに伴い、ダイハツ九州(大分県中津市)でエンジンを製造する久留米工場(福岡県久留米市)の操業を停止した。25日には滋賀工場(滋賀県竜王町)と京都工場(京都府大山崎町)、ダイハツ九州の各車両組立工場や、滋賀工場のエンジン・変速機工場も止める。26日には本社工場(大阪府池田市)を停止し、国内全工場の操業が完全に止まる。



停止後も従業員は出勤し品質改善活動やマニュアル整備、清掃などに取り組むが、出勤形態は工場ごとに異なる見込み。本社でも出勤し、通常業務や顧客対応などに当たる。


受注した約6万台のうち未完成の1万2000台は納車せず、顧客から申し出があればキャンセルを受け付ける。残る4万8000台の完成車も、納車するか取り消すか顧客の要望に応じる。21日には部品を供給するサプライヤー423社とオンライン会議を開き、発注部品の補償交渉など今後の方針を説明した。全額買い取るかどうかなどを個別に交渉する。


海外生産拠点のマレーシアとインドネシアの工場についても国内同様に出荷を止めた。生産停止の日程は今後詰める。


斉藤鉄夫国土交通相はダイハツ工業の認証不正問題に関して、不正行為が確認された車種について国交省が速やかに確認試験を行い、基準適合性が確認されたものは順次公表、リコール(無料の回収・修理)が必要な車種は同社に届け出を出すよう指導する考えをあらためて示した。同省にもダイハツ車のユーザーから多くの不安の声が寄せられているという。「国民の安全安心の確保を大前提に、道路運送車両法に基づき厳正に対処する」(斉藤国交相)方針で、21、22の両日に最初の立ち入り検査を行った。今後の処分の有無やスケジュールについては「現時点では予断をもって言えない」(同)としている。
 

トヨタ自動車は18日、タイのブリーラム県で22、23の両日開かれる10時間耐久レースに、新たにハイブリッド車(HV)「プリウス」を加えて参戦すると発表した。市販の車両をベースに開発。同社が市販のプリウスでレースに参戦するのは初めて。このほかカーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出量実質ゼロ)燃料を使用した「GR86」と水素エンジンを搭載した「カローラ」の3台で挑む。



モータースポーツを起点にCNに向けた取り組みをアジア地域でも加速する。


タイなどアジア地域ではCNの実現に向けてHVが有効な選択肢の一つ。今回のレースではHVの代名詞であるプリウスをスポーツ仕様に変更。走りと燃費性能の向上を目指し、課題を洗い出す。CNに向けた協業先であるタイのチャロン・ポカパン(CP)グループのカチョーン・チャラワノン執行役員がハンドルを握る。


同レースを走行する水素エンジン車ではCPグループが管理する鶏ふん由来のバイオガスなどを使い水素を生成し、燃料の一部にする。また、CPグループと実証実験で使用した燃料電池(FC)飛行ロボット(ドローン)もイベント会場で初披露し、水素の「つくる」「はこぶ」「つかう」に関する取り組みを広める。
 

経済産業省は、ダイハツ工業が認証試験不正で全車種の出荷を停止していることを受け、同社の取引先などを対象にした相談窓口を25日の週にも設置する。



ダイハツの完成車工場がある大阪府、京都府、滋賀県、大分県を管轄する近畿経済産業局と九州経済産業局にそれぞれ開設する。経産省は今後、ダイハツの全車種出荷停止に伴う取引先の事業への影響について調査する。調査結果を踏まえ、資金繰り支援など、必要な対応を検討する。
 

 

 

【ミッドサイズビークルカンパニー MS製品企画ZSチーフエンジニア 清水竜太郎氏】

「フラッグシップ(旗艦)らしいフラッグシップ」に。トヨタ自動車の旗艦ブランド「クラウン」の16代目は、スポーツ多目的車(SUV)とセダンの要素を併せ持つ「クロスオーバー」やワゴンタイプなど計4車種を展開するが、このうち王道のセダンも開発し提供を始めた。


新型クラウン・セダンのコンセプトは「ニューフォーマル」。車体を横から見るとフロントからリアを一直線に結べる。水平で伸びやかなデザインに仕立てながら、縦の意匠も採用し「次世代の正統派セダン」の形状を追求した。


内装はフラッグシップ車にふさわしく、質感にこだわった。木目調のパネルや60色を超える間接照明などを採用。ショーファーカー(運転手付きの車)としての利用も想定しており、後席の快適性向上のためにリクライニングやマッサージ機能などを搭載し落ち着いた空間を演出する。パワートレーン(駆動装置)は2・5リッターハイブリッドシステムと燃料電池(FC)システムを用意した。


居住性だけでなく、走りにも磨きをかけた。初代クラウンから代々受け継いできた「大切な人に快適に乗ってもらいたい」というクラウンオーナーの期待に応えた。オーナーが運転していても楽しく「全席快適」「全席特等席」をイメージ。乗り心地と静粛性を両立し、クラウンを乗り継いだお客さまに「やはりクラウンだね」と言われることを目指した。


16代目にして初めてエンジンを搭載せず、電気で100%動くクラウンを実現した。電気自動車(EV)ではなく水素を活用した燃料電池車(FCV)であることがミソ。水素社会やカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現に向けたメッセージでもある。FCVは「MIRAI(ミライ)」の機構を採用した。ホイールベースは後席の居住性を確保するために80ミリメートル広げたほか、電子制御サスペンションなども搭載し、フラッグシップとして快適性能を引き上げた。


クラウンで大事にしていることは「革新と挑戦」のスピリット(精神)だ。駆動方式や形に決まりはない。歴代の開発責任者も時代に沿ってお客さまのことを真剣に考え、「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。固定観念に縛られることなく、あらためてセダンを再定義する機会をいただいた。新型クラウン4車種のうち最も早く発売したクロスオーバーに興味を持ったお客さまも多かったが、「セダンを待ちたい」という根強い声もあった。



【記者の目/顧客拡大で「群戦略」狙い的中】

新型クラウン・セダンの受注を年齢層別で見ると20―30代が1割、40―50代が4割、60代以上が5割という。20―30代の購買も一定数あり、「高収入のお父さんの車」というイメージを脱し、幅広い世代に受け入れられる高級車へと転換している。トヨタ自動車は近年、高いブランド力を持つ代表車種で車型ラインアップを広げる「群戦略」に取り組む。クラウンでは顧客層の拡大につながっており、狙いが的中した形だ。
 

日産自動車は14日、電気自動車(EV)「サクラ」「リーフ」、ハイブリッド車(HV)「ノート」「セレナ」などの電動車7車種に創立90周年記念モデルを設定し、同日から順次発売すると発表した。電動車に共通するカッパー(銅)色のアクセントカラーを外装に採り入れるほか、黒みがかった色調をベースとする専用ホイールやドアミラーなどを装備する。



14日に「リーフ」「セレナ」「ノート オーラ」、19日に「サクラ」、2024年1月下旬に「ノート」、24年春に「エクストレイル」「キックス」を発売する。


90周年記念車の消費税込みの価格は、リーフが441万2100円から、サクラが265万8700円。セレナが377万9600円、ノートが240万9000円から、オーラが280万9400円から。