『ブレット・トレイン』

Bullet Train

 

2022年 日本 [126分]
監督:デヴィッド・リーチ

製作:ケリー・マコーミック/デヴィッド・リーチ/アントワン・フークア

製作総指揮:ブレント・オコナー/カット・サミック/寺田悠馬/三枝亮介

原作:伊坂幸太郎

脚本:ザック・オルケウィッツ

撮影:ジョナサン・セラ

美術:デビッド・ショイネマン

衣装:セーラ・イブリン

編集:エリザベット・ロナルズドッティル

音楽:ドミニク・ルイス

挿入歌:アヴちゃん/奥田民生

視覚効果監修:マイケル・ブラツェルトン

キャスト:ブラッド・ピット/ジョーイ・キング/アーロン・テイラー=ジョンソン/ブライアン・タイリー・ヘンリー/アンドリュー・小路/真田広之/マイケル・シャノン/バッド・バニー/ザジー・ビーツ/ローガン・ラーマン/福原かれん/サンドラ・ブロック  他

[解説]

作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデヴィッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。
いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点:京都へ向かって加速していく。
共演に「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロック、「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、「ラスト サムライ」の真田広之ら豪華キャストが集結。

(eiga.com)

 

 伊坂幸太郎原作というと、ちょっと前の『ゴールデン・スランバー』くらいしか観てませんが、ああいうテイストなのかと思っっていたら、やっぱりそういうテイストだったというw

 したがってノリのいいポップスのようなリズムと"日本高速鉄道"という架空のシンカンセンもどきが、あり得ないほどカーブの連続走行のようなウケのいい絵面で飛ばしまくります。たまたまホンモノ新幹線グランクラスの動画観てまして、比べちゃうと車輌のセットがえらくお粗末なので興醒めして、いまいちw

 

 主要登場人物が全員、裏社会の怪しげなアサシン同士の内部抗争のノリで、それも走行する車内ワンシュチュエーションのアサシンアクション+コメディを繰り広げます。悪くはないし面白いんだけど、まぁ一過性の弾丸列車ムービーってコトでひとつ。

 

●登場人物

レディバグ♂:マリア傘下のアサシン

プリンス♀:JD系アサシン

タンジェリン♂:対抗組織のアサシン

レモン♂:その相方

キムラ♂:エルダーの息子

エルダー♂:隠居極道

ホワイト・デス♂:ロシア系組頭

ウルフ♂:復讐メキシコ人

ホーネット♀:USアサシン

サン♂:ホワイト・デスの息子

マリア♀:暗殺組織の元締め

 

 ノンクレジットでライアン・ゴズリングチャニング・テイタムも顔見せてます。あとちょいちょい出てくるマシ・オカの車掌とかも楽しいエッセンスですね。

 メインキャストのタンジェリンレモンの"双子"(色味違うぞ)のポンコツ会話劇と、かつての経緯の回想シーンで関係性が面白おかしく語られ、ちょうど10年前『ホワイトハウス・ダウン』で大統領旗振ってたジョーイ・キングの童顔年齢不詳の曲者っぷりが炸裂します。ラストの見せ場は真田広之の独壇場ですかね。カッコよかったw