『ルパン三世 THE FIRST』

Lupin the 3rd THE FIRST

 

2019年 日本 [93分]
監督:山崎 貴

原作:モンキー・パンチ

脚本:山崎 貴

企画プロデュース:加藤州平/加藤良太

製作:竹崎 忠/沢桂一/市川 南/安岡喜郎/菊川雄士/島村達雄エグゼクティブプロデューサー:篠原宏康/伊藤 響/阿部秀司プロデューサー:野崎康次/北島直明/伊藤武志

ラインプロデューサー:立川真由美

監督補:波田琢也/中鷹隆史

アートディレクター:梅田年哉

CGスーパーバイザー:荒川孝宏

エディター:高橋友和

音響監督:清水洋史

音響効果:岡瀬晶彦

音楽:大野雄二

制作:トムス・エンタテインメント/マーザ・アニメーションプラネット

Vc:栗田貫一/小林清志/浪川大輔/沢城みゆき/山寺宏一/広瀬すず/吉田鋼太郎/藤原竜也 他

[解説]

モンキー・パンチ原作による国民的アニメ「ルパン三世」を初めて3DCGアニメーション化して描いた劇場版。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどVFXを駆使したヒット作を数々生み出し、「STAND BY ME ドラえもん」「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」など3DCGアニメも多数手がけてきた山崎貴が監督/脚本を担当し、ルパン一世が唯一盗むことに失敗したという伝説のお宝「ブレッソンダイアリー」に挑むルパン一味の活躍を描く。20世紀最高の考古学者ブレッソンが遺した最大の謎・ブレッソンダイアリー。その謎を解き明かした者は莫大な富を手に入れることができるとされ、第2次世界大戦時にはナチスもその行方を追い求めたという。ルパンの祖父であるルパン一世でさえ盗み出すことに失敗した、史上最高難度の秘宝を手に入れるべく奔走するルパンたちだったが……。(eiga.com)

 

 この間観たアニメーションのコラボ企画より楽しめました。キャラデザイン含めてこちらのフルCGアニメはGJでしょう。

 

 ルパン三世シリーズ劇場版カルト作の『カリオストロの城』の演出テンポなんかを参考にして構成したような、プロローグ部分の1936オペル・オリンピアセダンとナチスのBMWセダン、スタッフの拘りが解りますね。

 冒頭のパトカー(DATSUN 510)やシトロエンデリバンFIAT500のカーチェイス!!アクションはデフォルメされ、振動やボディの凹み具合なんかワクワクします。

 山崎 貴監督進化してきましたね〜w

 

●登場人物

ルパン三世♂:大泥棒

次元大介♂:マグナム使い

石川五ェ門♂:剣士

峰不二子♀:ふ〜じこちゃん

銭形警部♂:とっつぁん

レティシア♀:考古学者を目指す少女

ブレッソン教授♂:レティシアの実の祖父

ランベール♂:レティシアの育ての親

ゲラルト♂:ヒトラーに傾倒

 

 実在の英海軍の複葉機”ソードフィッシュ”の翼折りたたみ機構とか、マニアックな旧メカを楽しめたりしす。

 

 監督初期の作品『リターナー』の変形する747ジャンボを彷彿とさせる"エクリプス"の摩訶不思議機能で怪鳥になる巨大飛行艇とか、なかなか飽きさせませんが、一点だけラスト近くに出てくる串型ツインローターのヘリのローターが、飛行中にも垂れ下がっているのは考証不足でしたね。揚力を受けてローターの翼端が跳ね上がるのが自然ですね。

 

 他がかなり良いのでこの点は減点しましょうw。