『フラッド』

Hard Rain

 

1998年 アメリカ [97分]
監督:ミカエル・サロモン

脚本:グレアム・ヨスト

エグゼクティブプロデューサー/アリソン・リオン・セーガン

製作:マーク・ゴードン/ゲイリー・レビンソン/イアン・ブライス

撮影:ピーター・メンジース・Jr.

美術:J・マイケル・リーバ

音楽:クリストファー・ヤング

編集:ポール・ハーシュ

衣装デザイン:キャスリーン・ディトロ

視覚効果:シネサイト

特殊効果監修:ジョン・フレイザー

視覚効果監修:エド・ジョーンズ

特殊造形:4ワードプロ

キャスト:クリスチャン・スレイター/モーガン・フリーマン/ランディ・クエイド/ミニー・ドライバー/エドワード・アズナー/ミッシェル・ゴーギャン/リッキー・ハリス/ダン・フローレック/マーク・ロルストン/ピーター・マーニック/ウェイン・デュバル 他

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[解説]

洪水に見舞われた町で、現金輸送車の大金をめぐって争う人々の姿を描いたアクション大作。監督には「アビス」「バックドラフト」などの撮影を手掛けたミカエル・ソロモンが抜擢され、ソロモンは本作が劇場映画の監督デビューとなる。脚本は「スピード」「ブロークン・アロー」のグラハム・ヨスト。製作は「ジャッカル」のマーク・ゴードン、「シャドー」のゲーリー・レヴィンソン、「ツイスター」のイアン・ブライス。製作総指揮はアリオン・リオン・セーガン。撮影は「評決のとき」のピーター・メンジス・ジュニア。音楽は「ホワイトハウスの陰謀」のクリストファー・ヤングで、ハーモニカ演奏は名手として知られるトゥーツ・シールマンス。美術は「コンゴ」のJ・マイケル・リーヴァ。編集は「ミッション:インポッシブル」のポール・ハーシュ。視覚効果監修は「SPACE JAM」のエド・ジョーンズで、彼の指揮下、「タイタニック」のシネサイトと4ワード・プロが視覚効果を担当。SFX監修は「ツイスター」のジョン・フレイザー。出演は「ブロークン・アロー」「ジュリアン・ポーの涙」のクリスチャン・スレイター、「ディープ・インパクト」「モル・フランダース」のモーガン・フリーマン、「インデペンデンス・デイ」のランディ・クェイド、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のミニー・ドライヴァー、テレビシリーズ『ルーツ』「JFK」のエド・アスナーほか。(eiga.com)

[あらすじ]

洪水に襲われたミシシッピ川流域、インディアナ州ハンティングバーグ。町民が脱出し、無人になった町を後にした現金輸送車のガードマンのトム(クリスチャン・スレイター)とチャーリー(エド・アスナー)は川の氾濫で立往生。無線連絡で救助を待つが、やって来たのはジム(モーガン・フリーマン)率いる強盗一味。チャーリーは撃たれて死に、脱出したトムは現金を墓場に隠して身をひそめるが、、、。

 

 昨今気象が様変わりし、同じ地域に雨をもたらす線状降水帯なんて用語をしょっちゅう聞くようになりました。いわゆる温暖化の一現象とされていますが、因果関係は温暖化ばかりではないのかもしれません。でも確かに熱帯性の気候に変わってきてるのかもしれません。

 ミシシッピ川沿いは概ね平坦だしアメリカは土地が広大だから、水が出てもこの映画のようになるのかなと思います。平たくいうと巨大プールのオープンセットで撮りやすいタイプの特撮ですね。普段は水と縁のない屋内に水上バイクが走り込むなどが見せ場になってますね。

 

●登場人物

トム♂:現金輸送車護衛

ジム♂:現金輸送車の金を狙う強盗

カレン♀:教会の補修を管理

マイク♂:任期切れ寸前の保安官

チャーリー♂:現金輸送車責任者

ウェイン♂:副保安官

フィル♂:エロ警官

ハンク♂:ダム技師

ヘンリー・シアーズ♂:残留夫婦

ドリーン・シアーズ♀:残留夫婦

 

 まぁ、水がなきゃ単純な現金輸送車襲撃クライムサスペンスに当たりますが、撮影が困難な分やっぱり見応えがあるし、俳優も大変だったと思います。

 強盗犯リーダージム(モーガン・フリーマン)も強盗グループの面々も、追うべき保安官や警官も普段の生活に飽き飽きし、特に保安官のマイク(ランディ・クエィド)は改選選挙に落選しクソみたいな今までに不満が溢れ、動機と一攫千金の執念が凄まじいし、銃撃の弾数もやたら撃ちまくってますね。船上は安定しないのかw

 長年"他人の大金"を命懸けで護ってきた現金輸送車の先輩職員チャーリー(エドワード・アズナー)まで、じつはジムと繋がりがあったことが明かされます。

 

 これで、意外と言っては失礼かもしれないけど、いかにも含みのあるニヤけ顔が特徴のクリスチャン・スレイターがまともな行動でゴールまで行ったのは偉いですw