『エスパイ』

 

1974年 日本 [94分]

監督:福田 純

協力監督:大森健次郎

特技監督:中野昭慶

脚本:小川 英

原作:小松左京

製作:田中友幸/田中文雄

撮影:上田正治

美術:村木 忍

音楽:平尾昌晃

録音:伴 利也

照明:森本正邦

編集:池田美千子

由美かおる衣裳デザイン:志村雅久

衣裳:林 健児

メイクアップ:秋田乃吏子

製作担当者:篠田啓助

助監督:西川常三郎

記録:小林孝子

スチル:中尾 孝

特技撮影:富岡素敬

特技照明:大口良雄

合成:三瓶一信

光学撮影:宮西武史

操演:小川昭二

特技助監督:田淵吉男

キャスト:藤岡 弘/由美かおる/草刈正雄/加山雄三/若山富三郎/内田勝正/スティーブ・グリーン/岡田英次 /睦 五郎/ジミー・ショウ/ロジャー・ウッド/アネスト・ハーネス/アンドリュウ・ヒューズ/ウィリー・ドーシー/山谷初男/高村ルナ/ロルフ・ジェサー/ゲルマル・ライナー/フランツ・グルーベル/ジュリー・クラブ/ケリー・バンシス 他

 

[解説]

「エスパイ」とは、人並はずれた超能力を持った人間“エスパー”たちによって組織された国際秘密機構で、どの国家にも属さず、利益を追わず、権力をも求めず破壊者の手から世界平和を守る正義の〈力〉である。このエスパイたちと、正体不明の姿なき殺人者との超能力を駆使しての対決を描いたアクション映画。原作は小松左京の同名SF小説。脚本は「血を吸う薔薇」の小川英、監督は「ゴジラ対メカゴジラ」の福田 純、撮影は「急げ! 若者」の上田正治がそれぞれ担当。(eiga.com)

 

 イスタンブールやサンモリッツなど、こういう作品などでも海外ロケ(実景の別撮り)に賭けたのかと、やる気は感じました。手書きの立体的タイトルロゴが大映しになる本編との落差は大きめですが(笑)。

 

 いまは時代が生意気になっているので「これしき」の作品はSF とも呼んでもらえないかも知れませんが、人気俳優をキャストに迎えた娯楽作品ということで、なんと由美かおるのセミヌード(きれい)も不自然に折り込まれてます(笑)。

 あの頃の風物流行としては草刈正男のレーサーといい、なんか映画としてか、西野バレエ団の意向か、由美かおるに専属デザイナーをつけているせいで悪目立ちするのは貧乏臭いかな。売れてたのでしょうが、藤岡 弘とのペア設定も、言われなければ心が通っている風には感じませんでした。原作からの役名もふつうな感じなのは、隣の人が超能力者といった自然体を狙ったとも取れます。その超能力の表現もさらっとしています。製作者にはたぶん荒唐無稽への遠慮があったんじゃないかと想像します。

 

●登場人物

田村良夫♂:試練の末テレポート可能

マリア・原田♀:透視能力

三木次郎♂:レーサー/念動力

寺岡♂:音かな?/役者は逃亡者キンブルの声の人

法条♂:エスパイの日本支部長

巽 五郎♂:殺し屋

ウルロフ♂:逆エスパイの首領

サラバッド老師♂:予言者

ジュリエッタ♀:ウルロフの手下/マインドCtr

 

 いろいろあって追い詰められた拍子にテレポーテーションが成功する主人公田村良夫に呼応して、悪のラスボスウルロフ(若山富三郎)が、異世界に消えるという進化で終わります。

 なんかエンドロール後の仕掛けがあったっぽい記事もありましたが、配信版とは違っているようです。