『スパイダーマン スパイダーバース

Spider-Man: Into the Spider-Verse

 

2018年 アメリカ [117分]
監督:ボブ・ペルシケッティ/ピーター・ラムジー/ロドニー・ロスマン

製作:アビ・アラド/フィル・ロード/クリストファー・ミラー

製作総指揮:スタン・リー/ブライアン・マイケル・ベンディス/ウィル・アレグラ

原案:フィル・ロード

脚本:フィル・ロード/ロドニー・ロスマン

音楽:ダニエル・ペンバートン

Voキャスト:シャメイク・ムーア/ジェイク・ジョンソン/ヘイリー・スタインフェルド/ニコラスケイジ/キミコ・グレン/ジョン・モラニー/リーブ・シュレイバー/マハーシャラ・アリ/ブライアン・タイリー・ヘンリー/ローレン・ルナ・ベレズ/リリー・トムリン/ゾーイ・クラビッツ/キャスリンハーン/レイク・ベル/クリス・パイン/スタンリー 他

 

[解説]

時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に、主人公の少年マイルスがスパイダーマンとして成長していく姿を描いた長編アニメーション映画。ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人が監督を務め、「LEGO(R) ムービー」のフィル・ロード&クリストファー・ミラーが製作を担当。第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞。(eiga.com)

 

 マーベルコミックス本来のアメコミ風の絵柄のCGと、網目効果で本当に"動くコミック誌"の雰囲気満載で、観る気にさせてくれる、ある意味人間の俳優を使った実写よりワクワクしますね。副題の"スパイダーバース"はこの世界観の例の"ユニバース"の意味でしょうね。だから系列のコミックシリーズ(読切みたいな)のキャラをゲストにするための多元宇宙世界がセットされてる感じですね。

 見初めに多少、その網掛けの効果が邪魔っぽかったけれど、慣れるとざら紙に印刷されたコミック誌の風合いに感じられて、これはこれでいい感じです。

 

●登場キャラクター

マイルス・モラレス♂:中坊

ピーター・B・パーカー♂:他次元のスパイダーマン

グゥエン・ステイシー♀:スパイダーgirl

スパイダーマン・ノワール♂:他次元キャラ/モノクロ

ペニー・パーカー♀:日本JK/ロボットを操る

スパイダー・ハム♂:🐖/手塚キャラ似

キングピン♂:ラスボス

アーロン/プラウラー♂:叔父/キングピンの手下

ジェファーソン♂:父/警官

リオ・モラレス♀:母/看護師

メイ♀:ピーターの叔母

MJ♀:永遠の恋人

Dr.オクトパス♀:科学者

ヴァネッサ♀:キングピンの妻

ピーター・パーカー♂:元祖スパイダーマン

スタン♂:スタン・リー

 

 主人公マイルスマーベルコミックスのヒーローが実在するユニバースの一員。普通の中学生で一般の子供同様、スパイダーマンに憧れる警察官の息子。という正義感のお子です。なので本物の蜘蛛に噛まれて能力を授かり、彼のいる世界で死んだ本物のピーター・B・パーカーと共通の敵となるキングピンとの対決に一生懸命に拙い能力と偶然に助けられ、微力ながら協力しあって成長して行くという、定番の熱血展開だからつまらないわけがありませんね。

 しかも先に述べたようなざら紙のコミックス誌っぽい世界観に、いろんなタイプのスパイダーマン盛り合わせですから、観てていて楽しいです。