『リベンシャー 復讐のドレス

The Dressmaker

 

2015年  オーストラリア  [119分]

監督:ジョスリン・ムーアハウス

製作:スー・マスリン

製作総指揮:ギャビン・プールマン/ティム・ハスラム/ヒューゴ・グランバー/イアン・キリク/ロジャー・サベージ/カール・エンゲラー/グレッグ・シッチ/フレッド・ゲインズ/P・J・ホーガン/ダリル・デローラ

原作:ロザリー・ハム

脚本:ジョスリン・ムーアハウス/P・J・ホーガン

撮影:ドナルド・マカルパイン

美術:ロジャー・フォード

衣装:マリオン・ボイス

編集:ジル・ビルコック

音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー

キャスト:ケイト・ウィンスレット/リアム・ヘムズワース/ジュディ・デイビス/ヒューゴ・ウィービング/キャロライン・クッドオール  他

 

[解説]

「タイタニック」のケイト・ウィンスレット「ハンガーゲーム」シリーズのリアム・ヘムズワース、「マトリックス」シリーズのヒューゴ・ウィービング共演によるオーストラリア製サスペンスドラマ。オーストラリアの田舎町。25年前に同世代の少年スチュワートを殺した疑いをかけられて町を去った女性ティリーが、認知症になった母親の面倒を見るため、久々に帰郷する。ティリーに不信感を抱く者も大勢いたが、彼女がデザイナーであることを知った町の女性たちは、ドレスの製作を次々と依頼するように。そんな中、ティリーは自分と同世代の男性テディと親しくなり・・・・。監督は「キルトに綴る愛」のジョスリン・ムーアハウス。WOWOWでは「復讐のドレスコード」のタイトルで放映。(eiga.com)

 

いかにも女流作家&女流監督作という感じでねちっこくそして長い恨み節ムービーですね。ヒロイン始めこの小さな口さがない町の全員が、録でもない人間そのものという感じはやはり女性の視線なのかと思います。

時代的には1951年としていますが自動車がある以外はウェスタンの田舎町という感じで、ヒロインのティリー(ケイト・ウィンスレット)は、流れ者のガンマンよろしくシンガーミシンを抱えてバスから降りてくるところから始まります。

 

子供時代の幼馴染とのトラブルが少しずつフラッシュバックで挿入され、過去の事件と彼女が町を離れた核心に徐々に迫りつつ、恋人テディ(リアム・ヘムズワース)との出逢い、母親との軋轢、町の噂などを結構エグく織り込んで行くのですが、ドレスづくりで目立たない娘を変身させ、ドレスメーカーとして成功して行きますが、彼女の本当の目的は、あくまで25年分の町の全員への復讐で、後半になればなるほどエグく面白くなります。バカなことも起きますが、笑えたり驚かされたり、なんだかんだあり、町の名士とされる男の陰謀で、仕立て人の中年女が呼ばれいよいよ険悪なムードになり、交ぜこぜの怒りは更に燃料を蓄えて爆発を待ちます。

 

女装趣味の巡査(ヒューゴ・ウィービング)がそこそこ味方っぽい役割てすが、彼女の味方は結局ひとりも居なかったという、女の情念が詰まった復讐劇になってゆきます。

 

面白いには面白いのですが、後半少しもたついて少し長いかなと感じました。登場人物ほとんどみんな下衆なのは作者と監督の辛辣な視線のなせる技かもしれません。