『シンプル・フェイバー』

A Simple Favor

 

2018年  アメリカ  [117分]

監督:ポール・フェイグ

製作:ポール・フェイグ/ジェシー・ヘンダーソン

製作総指揮:マイク・ドレイク

原作:ダーシー・ベル

脚本:ジェシカ・シャーザー

撮影:ジョン・シュワルツマン

美術:ジェファーソン・セイジ

衣装:レネー・アーリック・カルファス

編集:ブレント・ホワイト

音楽:セオドア・シャビロ

音楽監修:エリカ・ワイス

キャスト:アナ・ケンドリック/ブレイク・ライブリー/ヘンリー・ゴールディング/リンダ・カーデリニ/ジーン・スマート/ルパート・フレンド/アンドリュー・ラネルズ  他

 

[解説]

アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーという人気女優が共演し、ダーシー・ベルのサスペンスミステリー小説「ささやかな頼み」を映画化。突如失踪した女性の行方を追ううちに、うごめく嫉妬や羨望、女の友情と利害、秘密と過去などが徐々に浮かび上がっていく様を描く。監督は「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」「ゴーストバスターズ」のポール・フェイグ。ニューヨーク郊外に住むシングルマザーのステファニーは、同じクラスに息子を通わせるエミリーと親しくなる。事故で夫を失い、保険金を切り崩しながら子育てをしている気立ての良いステファニーと、スランプに陥っている作家の夫との仲もむつまじく、華やかなファッション業界で働くどこかミステリアスなエミリー。二人は何もかも対照的だったが、おたがいの秘密を打ち解けあうほど親密になっていく。そんなある日、エミリーが突然失踪してしまい、ステファニーは彼女の行方を追うが・・・・。(eiga.com)

 

あのね、アナ・ケンドリック意外と苦手なσ(^^; なんだけど、うっかりこのステファニーは(回想の葬式場面など)時々チャーミングに見えました(時々ですよ時々)。っていうのはブレイク・ライブリーとのバランスだろうと思うし、それだけエミリーはミステリアスで眼を引く存在と思います。結構な身長差もキャスティングの妙って感じです。

 

まそれで、エミリーの謎失踪をあれこれ[ハウスキーパー+ペビーシッター+みなし愛人]のステファニーが推理して行くっていう道具立てですが、ママ友向けの料理や話題の動画を投稿しているステファニーが探るうち、死んだはずのエミリーが姿を現すという辺りで、身代わり殺人ものと気付くわけで、まぁまぁ判りやすい展開です。

だからステファニーが半信半疑のうちは、サスペンスムード溢れますが、ネタバラシされたあとは、あの何の役にもたたないような、ママ友向けの動画サイトで返り討ちにあわせるという、結構都合のいい作品です。おもしろいことはおもしろかったですが(笑)。