- 『いつだってやめられる7人の危ない教授たち』
- Smetto quando voglio
- 2014年 イタリア [105分]
- 監督:シドニー・シビリア
- 製作:ドメニコ・プロカッチ/マッテオ・ロベーレ
- 原案:シドニー・シビリア/バレリオ・アッタナージオ
- 脚本:シドニー・シビリア/バレリオ・アッタナージオ/アンドレア・ガレッロ
- 撮影:ブラダン・ラドビッチ
- 美術:アレッサンドロ・バンヌッチ
- 衣装:フランチェスカ・ベッキ/ロベルタ・ベッキ
- 音楽:アンドレア・ファッリ
- キャスト:エドアルド・レオ/バレリア・ソラリーノ/ステファノ・フレージ/バレリオ・アプレア/パオロ・カラブレージ/リベロ・デ・リエンゾ/ロレンツォ・ラビア/ピエトロ・セルモンティ/ネーリ・マルコレ 他

- [解説]
- 社会から弾き出された学者たちが、合法ドラッグでひと儲けしようとする姿を描いたイタリア製クライムコメディ。1981年生まれの新人監督シドニー・シビリアが、素人犯罪集団を待ち受ける運命を独特の映像センスでテンポ良く活写し、長編デビュー作ながらイタリアでスマッシュヒットを記録した。神経生物学者のピエトロは研究に人生を捧げてきたが、大学から研究費を削減され職を失ってしまう。新しい職も見つからず路頭に迷った彼は、自分の知識を生かして合法ドラッグを製造しようと思いつき、自分と同じく社会から不遇な扱いを受けている経済学、化学、人類学、ラテン語の専門家たちを集めて犯罪集団を結成する。日本では「イタリア映画祭2015」で上映(映画祭上映時タイトル「いつだってやめられる」)。18年、劇場未公開だったイタリア映画を特集する「Viva!イタリア vol.4」(2018年6月23日~ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)で劇場公開。(eiga.com)
今回のブログタイトルで、ピンと来る方も多いかもしれないですが、『黄金の七人』あの痛快さが生まれ変わったような嬉しさがあります。
以前書いた事がありますが、ふつうの人は新しい項目は7つ位までなら記憶できるそうなので『七人の侍』『荒野の七人』という人数的選択は適切だと思います。そんなわけで本作の研究環境に恵まれない教授たちも、適切なオーラを放つ訳です。
先ず映画のスタイルとしては、斬新にしてどこか懐かしい感じもする画像の着色処理(全体にライトイエローの味付け)が楽しくも可笑しい世界観に繋がっているのと、登場キャラの濃いいこと、持ち味の学者それぞれの得意分野とは全くギャップの「喰ってくための」今の職業が笑え、泣けます。「あと半年でウェイターに格上げでチップがもらえる」とか、弁当わけてもらいながら繕う、考古学カリスマ教授だとか、主人公ピエトロのゼミの放蕩学生マウリツィオの壊れキャラと可愛い笑顔って「先生、カッコいい」(汗)。
「違法物質は含まないが、販売許可はないから、脱税にはなる」なんだかんた縺れつつ、ハーフビターな月末は、主人公たちの犯罪がやはり犯罪であり、合法ドラッグの犯罪性への映画製作者の配慮と受けておきましょう。
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