『リディバイダー』

REDIVIDER/KILL SWITCH

 

2017年 オランダ/ドイツ/アメリカ [91分]

監督:ティム・スミット

製作:デニス・ウィグマン/サンデル・フェルドンク/パトリック・チュウ/ティム・スミット

製作総指揮:クレイ・ペコリン/ラッセル・ガイザー/ティボー・ニルス/アーロン・ライダー/ミラン・ポペルカ/アル・マンティーヌ

脚本:C・キンディンガー/オミッド・ノーシン

撮影:ジャコ・ヴァン・リー

音楽:セヴン・クール・ビーツ

キャスト:ダン・スティーヴンス/ベレニス・マルロー/ティゴ・ヘルナント/チャリティー・ウェイクフィールド/バス・カイザー/マイク・リバノン/マイク・ロイス 他

 

[解説]

これまでVFXのスペシャリストとして活躍し本作が長編監督デビューとなるティム・スミット監督が、「美女と野獣」のダン・スティーヴンスを主演に迎えて贈るSFサスペンス・アクション。エネルギー問題解決のために地球のコピーが造られた近未来を舞台に、突如発生したエネルギーシステムの暴走を食い止めるべく地球の命運を託された男を待ち受ける衝撃の運命を、一人称視点を織り交ぜた映像で描き出す。共演は「007 スカイフォール」のベレニス・マルロー。
深刻なエネルギー問題を解決すべく、人類はもう一つの地球“エコー・ユニバース”を誕生させる。そして、2つをつなぐ巨大タワーを通じてエコー・ユニバースからエネルギーを得ることで危機を乗り切った。ところがある日、何者かの襲撃でタワーが暴走、各地で異常な現象が続発する。そこで、エネルギー会社に勤務する元NASA宇宙飛行士のウィルが、エコー・ユニバースに送り込まれるのだったが…。(allcinema)

 

そもそもが所謂パラレルワールドものSFのジャンルでしょうが、エコーユニバースという複製世界からエネルギー「だけ」頂こうという計画。エネルギー問題の根本的解決にはなりっこないお話。なぜならコピー元の現実世界はエネルギー不足だから、そんなもんいっくらコピーしたって倍の不足分ついてくるんじゃ?しかも道義的にも他所からストローでチュウチュウって狡いだろ。複製されたあっち側は誰もいないことになっているから良いってらしいが、どっこいパルメザンもといパルチザンみたいな抵抗勢力がいて、こちら側から派遣された元・宇宙飛行士がシステムの暴走を停めるブラックボックスを置いてくるだけなのを阻止しようとする。しかも、複製世界の自分は一人称で顔見せなしよ。感情移入もなんも出来ません。

 

元々良く出来ていたってPOV表現は大っ嫌い。酔うんだよ。

CGの出来は良いんだけどね。