『ミッション:アンダーカバー』
非凡任務 Extraordinary Mission
 
2017年 中国 [122分]
監督:アラン・マック/アンソニー・プン
脚本:フェリックス・チョン
アクション監督:リー・チュンチー
撮影:アンソニー・プン
美術:チョン・クオック
編集:カーレン・パン
音楽:コンフォート・チャン
キャスト:ホアン・シュアン/ドアン・イーホン/スー・フォン/ラン・ユェティン  他
 
[解説]
「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」のホアン・シュアンが主演を務め、巨大麻薬組織に潜り込んだ捜査官の決死の闘いを描いた中国製サスペンスアクション。カイという偽名で麻薬密売組織への潜入捜査を続ける警察官リウは、組織を罠にかけ取引現場に部隊を急襲させたことをきっかけに、タイの「黄金の三角地帯」にあるという巨大ヘロイン密造組織についての情報を得る。組織中枢へのさらなる潜入を試みるカイだったが、冷酷なボスのホークは10年前のある事件で潜入捜査官に恨みを抱えており……。「インファナル・アフェア」シリーズの監督アラン・マックと「プロジェクトBB」などの撮影監督アンソニー・パンが共同監督。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。(eiga.com)
 
”潜入捜査官もの”というのは、ある意味ニュージャンルとして成立していると思います。もちろん傑作『インファナル・アフェア』あたりでそのサスペンスが評価されて来たからです。正義の警察官が成りすましとは言え、麻薬カルテルの中枢に入り込んで疑われないためには、本物マフィアの働きをしなければならない訳で、映画の題材としては美味しい部類なのかと思います。
 
乗り込んだ組織に偽装がバレないためだったら、同僚警察官にだって銃口を向ける、究極の芝居を強要され実行する。そんな描写もありますし、10年前の事件の黒幕が生存していて暗躍しているのを阻止するため、当時の捜査官が部下を指揮して宿敵を追い詰めるという構造がありますから、其々の立場による感情的もつれや従わなければならない宿命(父娘もあります)も」絡んで、重厚な脚本がハードな銃撃戦に織り込まれ、クライムアクションの巨編として成立する訳です。
 
テンポは良くて、カーチェイスや銃撃シーンに敵味方の錯綜する結構忙しい映画でした。
それにしても、10年前拉致されたまま幽閉されていた「廃人同然」の先輩刑事が思いの外元気なのが「凄い」と思わされました(笑)悪党ホークの娘役の女優さんはしっかりした顔立ちです。
 
結構楽しめる作品です。