誰のせいにするのか | ムービーアトランダム・迷画座
- 『インビジブル・ゲスト
- ー悪魔の証明ー』
- Contratiempo
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- 2016年 スペイン [106分]
- 監督:オリオル・パウロ
- 製作:エネコ・リザラガ・アラテイベル/メルセデス・ガメロ/ミケル・レハルサ
- 脚本:オリオル・パウロ
- 撮影:シャビ・ヒメネス
- 編集:ジャウマ・マルティ
- 音楽:フェルナンド・ベラスケス
- 出演:マリオ・カサス/アナ・ワヘネル/ホセ・コロナド/バルバラ・レニー/フランセスク・オレーリャ/パコ・トウス/デビッド・セルバス 他
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- [解説]
- 密室殺人の容疑者とその弁護人が「悪魔の証明」(=存在しない事実の証明)を成し遂げて無罪を勝ち取ろうとする姿を描いたスペイン製サスペンス。殺人容疑で起訴された実業家ドリアのもとに、敏腕弁護人グッドマンが訪ねてくる。彼らは3時間後に開始される裁判までに反証の準備をしなければならず、事件の再検証を進めていく。ドリアは不倫相手ローラとの密会中に、事故でダニエルという青年を死なせてしまっていた。死体を湖に沈めて隠蔽を図ったものの、ダニエルの父親はドリアを疑ってつきまとうように。その後、ドリアとローラは山奥のホテルに誘い出され、密室でローラが殺害されたのだった。ドリアが圧倒的に不利な状況にも関わらず、グッドマンはドリアを無罪にできると言うが……。「スガラムルディの魔女」のマリオ・カサスが主演。「ロスト・ボディ」のオリオル・パウロが監督・脚本を手掛けた。シネマート新宿、シネマート心斎橋で開催の「シネ・エスパニョーラ2017」上映作品。(©eiga.com)
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- スペイン発ミステリーサスペンスですね。地位と名声あるゲスな男女がW不倫密会の発覚を恐れ、成り行きで人を殺してしまうという、そっちは「いやぁ、つい」で済むのにな、と富も名声もないσ(^^;あたりは思います。
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- 少し時系列が意図的に前後させてあるようで、ミスリードを誘います。弁護士グッドマンのツメのための事情聴取にドリアが追加証言している形で話は進みますが、集中しないとわからなくなり、やられます。
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- なかなか面白かったです。こうしてみると、狡智に長けているのは女性なんだなぁーとつくづく思います。お〜恐っ。