『―ナム― 極限の争奪戦』
NUMB
2016年 カナダ [88分]
監督:ジェイソン・R・グッド
脚本:アンドレ・ハーデン
出演:ジェイミー・バンバー/マリー・アヴゲロプロス/アレクス・ポーノヴィッチ/ステファニー・フォン・フェッテン/コリン・カニンガム/ポール・マクギリオン/ジーナ・チアレリ/ヴィーナ・スード/クレイグ・エリクソン 他
寒っ、寒いよ。風景も話も。
擦れっ枯らしのウィルとドーン夫妻は林業の仕事にあぶれて、仕事を探して知人を訪ねてうまく行かず、無策のまま帰る途中薄着で凍えそうになりながらヒッチハイクする男女のペアを拾う。彼らは兄妹で、兄リーは刑期終わって出所したばかり、妹シェリルは娼婦だと言い、夜になってふらっと道路をよぎった老人を跳ねそうになり車に乗せると、低体温症のせいか死んでしまう。所持品を見ると数千ドルの現金と、カネのありかのメモが出てきた。男はコーマック・リース・ホワイトロックと名乗る過去の強盗事件の主犯で、仲間を全て殺し足のつきにくい金貨400万ドルを隠しているのだった。身元不明の行き倒れ人とし警察には届けてしまった彼らは、警察が捜査に乗り出す前に、何とかカネの隠し場所の座標に先乗りしなければならない。山分けにしても一人100万ドル、彼らの現状打破には充分である。欲望の支配が始まっていた。
というようなお話。真冬の森を準備不足と生半可な心構え、推測だけのGPS座標軸。悲惨な結果丸見えでスタートします。金貨ゲットできれば起死回生とばかり、林業スキルで冬の森を知る慎重派のウィルまで、一蓮托生とばかり行動を共にするのでした。
ほらね、言わんこっちゃない。って結末に至るまでカナダの真冬の森林を楽しむ?彼らなのでした。そして、油揚げ攫うトンビは意外なところに潜んでいるのでした(汗)。
装備と天候が生き死にを左右する真冬の自然界。夢ゆめ甘くみませんように。映画的には争奪戦繰り広げるのは主要4名の男女だけですし、カネへの執着心と欲望は女子連が上ですので、ラストまで見え見えの退屈展開です。
