『DEMON デーモン』
BLACKWAY/GO WITH ME

2015年 アメリカ [91分]
監督:ダニエル・アルフレッドソン
製作:リック・ダグデイル/アンソニー・ホプキンス/グレゴリー・ジェイコブズ/エレン・ゴールドスミス=ヴァイン/リンゼイ・ウィリアムズ
製作総指揮:ジョー・ガンジェミ/ダニエル・ペトリ・Jr./ドン・モナコ/ジョナサン・ヘンドリクセン/ティム・ウィリアムズ/ヨシ・カワムラ/ショーン・リティアード/ジム・スティール
原作:キャッスル・フリーマン・Jr.
脚本:ジョー・ガンジェミ/グレゴリー・ジェイコブズ
撮影:ラムラス・ウィデベッグ
音楽:グラス・ヴァール/アンダー・スニスカ
出演:アンソニー・ホプキンス/ジュリア・スタイルズ/アレクサンダー・ルドウィク/ロックリン・マンロー/レイ・リオッタ/ハル・ホルブルック 他

 

本意が解らないけれど、この映画で活躍するアンソニー・ホプキンス老の役名は"レクター"に酷似した"レスター"これ、引っ掛けだよねー(笑)。更にレイ・リオッタと来れば"ハンニバ"ると誰でも誘導されるでしょうが!

 

あらゆる映画で古今亭志ん生みたいに奉られただけで客寄せパンダの元レクター教授。σ(^^;が一番お奨めなのは『世界最速のインディアン』の天衣無縫な速度記録ライダー"バート・マンロー"役。あのホプキンスが実に楽しそうでした。

 

さて、本作はヒロインのリリアン(ジュリア・スタイルズ)が郷里の母親の死を契機に帰郷し、地元のとんでも悪"ブラックウェイ"ことリチャード(レイ・リオッタ)の不興を買い、襲撃(猫を殺され、車壊されの厭がらせ)され、保安官始め町の長老たちに訴え出るところから始まるあんまり凄くないクライムサスペンスです。

 

暖簾に腕押し、糠に釘みたいな町の人々、「新しい猫を飼え」「家を売って元いた町に帰れ」と、取りつく島もない。事情を知ったレスター(真打ち(笑))だけが、居合わせた頼り無げな若者ネイトと手を貸すことに。従って英語の邦題(笑)『DEMON』から想起されるオカルト要素は微塵もありません。原題はBLACKWAYまたはGO with Meと地味。

 

カーテンレールと称する、布でくるんだ長い棒を持ち出したレスターさん。結果的に自警団活動を完遂するはめに。さあ、どうなる。

 

まぁまぁ、小さくまとまっています。保安官も手を出せない悪魔とでも言うのでしょうか?地権者無視で勝手に山林伐採なんて犯罪、FBI辺りの案件なのでは?それともアメリカ特有の"州法"でアンタッチャブルだとでも?アメリカ合衆国とは言うが英語だとステイツだから合州国ですしね。フェイクでブラックウェイのアジトへは"国税庁の者"とは、名乗りますが。