『AIR/エアー』
AIR

2014年 アメリカ [95分]
監督:クリスチャン・カンタメッサ
製作総指揮:ノーマン・リーダス/ノア・ローゼン/ベイリー・コンウェイ
脚本:クリスチャン・カンタメッサ/クリス・バセット/エドヴァン・ブリーメン
出演:ノーマン・リーダス/ジャイモン・フンスー/サンドリーヌ・ホルト/マイケル・ホーガン/デヴィッド・ニクル/ピーター・ベンソン 他



先ずは5タイトルレンタルで、先に観なけりゃ片付かない酷評作品から観ることに。ギャグで「噂の不味いラーメン屋を試したら、ホント不味い」てのがあるが、それに近いかも。

要するに、気持ちは分かるが予算が集まらなかったから、お見立てで観てちょうだい的に、セットも設定もpoorな上、科学知識や情報に疎い方が書いている風な、穴だらけの脚本。何しろ人工冬眠からの覚醒がものの数秒、すぐにガバッと起き上がりますから。ギャグかしら。

アメリカ人の物質主義が裏目に出ています。それが証拠に、吹替えの芝居をラジオドラマか落語のように"聴いて"いれば、緊迫感は味わえる。日本語版の声優さんのグッジョブですが(笑)だけど、あのチャチいセットとジャンク品のパソコン並べた"画"は、どうにも締まらない。これでは"近未来"ではなく"近過去"みたいだ。

まぁ、予算がすべてと思うから、工夫が足りない即物的絵作りなのかと思う。主演はドラマ『ウォーキングデッド』シリーズで少しは売れたけど、壮大なSF作品が作れるほど予算と人材集まらなかったのかも。咄家の皆さんは"風とまんだら"(扇子と手拭)で、すべて表現できますもんね(勿論皮肉です)。

承知でレンタルしましたから、金返せ時間返せとは言いません。どうしてああも我儘言いたがる人たちがいるのかね。自分じゃ何も作れない頭でっかちの妄想レビュアーのくせして。

空気読みなさい。この脚本だったからカネも有能なスタッフも集められなかったんだよ、きっと。