『靴職人と魔法のミシン』
The Cobbler

2014年 アメリカ [98分]
監督:トーマス・マッカーシー
製作総指揮:ニコラス・シャルティエ/ゼブ・フォアマン/マイケル・ベダーマン
脚本:トーマス・マッカーシー/ポール・サド
音楽:ジョン・デブニー/ニック・ラウター
出演:アダム・サンドラー/ダスティン・ホフマン/スティーブ・ブシェーミ/メソッド・マン/エレン・バーキン/メロニー・ディアス/ダン・スティーブンス/リン・コーエン 他



変身願望ですね。四代続いた靴直し職人をいやいや続けている主人公が、ある日修理した靴を試し履きしてみると、鏡に見知らぬ黒人の姿が!

代々伝わる古いステッチミシン、このミシンで修繕した主人公の足に合うサイズの靴を履くと、その持ち主そのものに変身してしまうらしい。

こういう特殊能力を持ったら、たぶん誰でもがそれを試し面白がる、それが導入部。

調子こんでるうちに事件に巻き込まれたり、良かれと思い認知症の母親の慰めに、行方不明の父に成り済ましディナーを実現すると、安心した母親は静かに息を引き取ってしまったりの、ビターも効きます。

なんだかんだで、主人公に多少の成長があり、目覚めた彼は自分の為でなく、誰かのために能力を使います。だけど変身分の靴はでかいショルダーバッグ(コンバースのロゴ入り!)で持ち歩いて、なんだか大変だ(笑)

ラストにちょっとしたサプライズも。