ムーンライトはやさしい味で(毒抜け？)

『マジック･イン･ムーンライト』
MAGIC IN THE MOONLIGHT

2014年 アメリカ/イギリス［98分］
監督･脚本:ウディ･アレン
製作総指揮:ロナルド･L･チェズ
出演:コリン･ファース/エマ･ストーン/アイリーン･アトキンス/マーシャ･ゲイ･ハーデン/ハミッシュ･リンクレイター


監督さん、御歳80歳(思っていたより若い)このところ毎年のように、洒落た新作を発表されているだけに、みなさん期待が大きかったのでは？
期待外れという訳ではないが、いつものピリッとした［毒］が感じられなかったのも確かな感想。

かの淀川長治氏に「どんな映画にも見るべきところがある」という映画愛からのお言葉があるそうですが、勝手な観客や市場は、気に入るような展開ならきっと「陳腐で迎合的な作品」とでも言うかも知れない(笑)

コリン･ファースも意固地な頭脳派でいるし、エマ･ストーンはいつもの「猫娘」より20%は綺麗に見える。あれ？この娘こんなに綺麗だっけ？(失礼だなぁ)

やられた感はたしかに物足りなかったけど、やはりこちらの過剰な期待が原因だと思います。

クルマ好きの蛇足は、アルファロメオ6C1750がとても素敵だったことです。ほら、ルパン三世にも出てくる(笑)