『幻影師 アイゼンハイム』

本基本情報
└公開:2008年5月24日(土)公開

└製作国・地域:米=チェコ

└上映時間:109分

[監督] ニール・バーガー

[製作総指揮] ジェーン・ガーネット トム・ヌナン テッド・リーボウィッツ ジョーイ・ホルヴィッツ

[製作] マイケル・ロンドン ブライアン・コッペルマン デヴィッド・レヴィーン ボブ・ヤーリ キャシー・シュルマン

[原作] スティーヴン・ミルハウザー

[脚本] ニール・バーガー

[撮影] ディック・ポープ

[美術] オンドジェイ・ネクヴァスィル

[音楽] フィリップ・グラス

[出演] エドワード・ノートン ポール・ジアマッティ ジェシカ・ビール ルーファス・シーウェル エディ・マーサン ジェイク・ウッド トム・フィッシャー カール・ジョンソン


ピューリッツァー賞作家スティーヴン・ミルハウザーの短編『幻影師、アイゼンハイム』を映画化。19世紀末のウィーンを舞台に、人々に幻を見せる幻影師のアイゼンハイムの物語が展開していく。強烈な個性を放つエドワード・ノートンとポール・ジアマッティが見せる緊張感あふれる演技が見どころ。監督は本作が2作目となる(当時)新人ニール・バーガー。

テレビストーリー
19世紀末のウィーンではイリュージョンが見世物として一世を風靡していた。中でも人気を誇っていたのは、幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)。彼の評判を聞きつけた皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)は、婚約者の公爵令嬢ソフィ(ジェシカ・ビール)と共に彼のショーを観覧する。皇太子とソフィ、そしてアイゼンハイムが絡むいろいろな確執が次第に明らかになり皇太子はアイゼンハイムを潰すべく、ウール警部(ポール・ジアマッティ)を監視につける。


映画何年か前に「ほぉ」と思った作品。
パーだるま顔のウール警部は、半ば崇拝するほどの奇術ファンで、皇太子の命を受け監視しつつも種明かしを要求したりする。

19世紀の幻影みたいな映像が雰囲気。謎解きものは「こうでこう」と事実を見せたらダメなので、この作品も詮索好きの警部の想像ということで締めている。
警部役、ポール・ジアマッティの高揚した表情が多くを語る。
ただ、物語りのキーとして登場する、凝ったデザインの木製のロケットは、180°回した仕掛けをさらに平面に沿って扇形に展開するのは、出来ない筈。中に写真入れて返すと、イリュージョンなら話は別だが中の写真はきっと破ける(笑)