『クロニクル』2012米(日本公開2013)
ハイスクール青春物の骨格に超能力が加わり、自撮り風味を加え、大友克洋『アキラ』で味付けした感じか。
誰だって妄想の中でなら、宝くじに当籤したりするものだ。あれも買おう、これもしよう。
ごく普通の高校生アンドリューは苛められっ子、友人スティーヴと従兄弟のマットの三人でふとした事でナニカと遭遇し超能力が目覚めてしまう。
次第に自我が増長する一等当籤アンドリューは、アキラの鉄男だ。思慮深い従兄弟マットと親友スティーヴが慎重派なのに業を煮やし、力を開放してしまい、壮絶な闘いが始まってしまう…。
自撮り映像やガールフレンドのブログ用映像、病院の監視カメラ、ケータイやタブレット端末の映像を緻密に組み合わせた絵づくりの必然性は、どうなの?と思えるが、ともかくストーリーは進んで行く。
クライマックスの対決シーンの浮遊感はアキラや同じく大友の『童夢』に通ずるものがあり、ラストの従兄弟マットの鎮魂の旅での祈りの気持ちは、ちょっと切なくホロッと来ました。
ハイスクール青春物の骨格に超能力が加わり、自撮り風味を加え、大友克洋『アキラ』で味付けした感じか。
誰だって妄想の中でなら、宝くじに当籤したりするものだ。あれも買おう、これもしよう。
ごく普通の高校生アンドリューは苛められっ子、友人スティーヴと従兄弟のマットの三人でふとした事でナニカと遭遇し超能力が目覚めてしまう。
次第に自我が増長する一等当籤アンドリューは、アキラの鉄男だ。思慮深い従兄弟マットと親友スティーヴが慎重派なのに業を煮やし、力を開放してしまい、壮絶な闘いが始まってしまう…。
自撮り映像やガールフレンドのブログ用映像、病院の監視カメラ、ケータイやタブレット端末の映像を緻密に組み合わせた絵づくりの必然性は、どうなの?と思えるが、ともかくストーリーは進んで行く。
クライマックスの対決シーンの浮遊感はアキラや同じく大友の『童夢』に通ずるものがあり、ラストの従兄弟マットの鎮魂の旅での祈りの気持ちは、ちょっと切なくホロッと来ました。