最近の映画は、シカケはCGで物凄いのが多くても、実際に見て「何か残る」のは少なくなった。
特にハリウッドの大作なんかで外すことも多くなり、いきおいシネコン通いが遠退いたりする。リメイクものが次々と知らん顔してリリースされるのは、脚本畑が不作なのだろうか。

TSUTAYAの旧作¥100が当たり前になったから、このところ毎週5タイトル借りは気楽でいい。外しても当たっても¥100なら(笑)

という訳でビリー・ワイルダー監督作品なんかを、少しずつ見ている。良く練れた脚本、ウイットの効いたセリフ。いいよね。

『お熱いのがお好き』はマリリン・モンロー主演、トニー・カーティス/ジャック・レモンのラブコメディー、1955年の『七年目の浮気』がカラーワイドなのに対し59年製作のこちらはモノクロビスタ。禁酒法時代の雰囲気とモンローの益々のグラマーぶりはカラーではキツイと判断したのだろうか。アーサー・ミラーと離婚寸前のこの時期、妊娠していたというマリリンのボディーは、確かに『七年目の浮気』の頃より生めいて感じる。ホクロも頬から口元に降りている!?