今日はジャニーズ事務所が社名変更を発表し、スマイルアップという社名になった。
しかし、半世紀以上に及んだ歴史を持つジャニーズ事務所が社名を変えてもジャニ〇〇という言葉は深く根強くあるし、少しずつ変えていくしか未来はないだろう。
ファンに対して数多くの笑顔を届けながらもアイドルの卵達の笑顔を奪ってきたジャニー喜多川の罪は消えないし、被害者補償も間違いなく前途多難だ。それまで長らく沈黙を迫ってきた訳だし、これは蜜月だったメディアや企業も同罪だと言える。
ただ、罪を詰り合うだけに終始してはいけないと思うし、これからの事を建設的に考えていかなければならないだろう。それは時間と覚悟は掛かるし、個人的な善悪では測れないものでもある。ただでさえ、処罰感情由来の正義が暴走し収拾が着かない事態に陥っているし、再発防止やタレントの処遇の在り方を議論する余地がないくらいの泥沼である。
これに対して言いたいことがある人は多いだろう。一つだけ言えるのは振り上げた拳を下ろしてスマイルアップのこれからを冷静に見定めていくことこそ大事なのでは?と思う。冷静な視野さえ持てれば見えてこなかったものも見えてくるし、視野狭窄な正義で断罪を求めていく必要はないのだから。
まぁ、それが出来たら人間同士の不幸は無いんだけどね。