今日は終戦記念日。戦後76年となり、あと数年で80年となるこの時代に
僕ら世代の戦争を伝えていく責任
について考える事がある。今の子供達は広島と長崎に原爆が落ちた日が分からない子が増えているというデータがある。世代を重ねるにつれて分かる戦争という記憶の風化と絵空事化。これは他人事ではないという気がしてならないのだ。
僕らの世代は祖父母が戦中世代という直接の戦争を知る世代が身近にいる最後の世代だろう。だからこそ伝える側になった時、何を説明できるのか。戦争の悲惨さだけではなく、日常を蝕む戦争や生活のあり方さえ変える怖さをどう伝えていけば良いのだろうか。この時期にそう思った時、戦争を伝えるやり方に想像力を刺激するにはどうすれば良いのか。これからの試行錯誤を考えて行く責任が僕ら世代の戦争体験の伝え方なのかもしれない。