日本有数の電気街秋葉原で起こった通り魔事件は一言で言うならショックだった。
何せ10年前なので記憶が曖昧で申し訳ないが、事件の1週間前に秋葉原で買い物したばかりだったからだ。もし、事件が起きた日に秋葉原に行っていたら巻き込まれていたかもという恐怖感と犯人に対する怒りと動機に対する好奇心など犯人に対する複雑な感情など一言ではまとめられない感情があった。
あれから10年。大学を卒業して以来、秋葉原には全く行っていないが、今もなお献花する人はいるようで事件そのものが風化していないことに安心感を覚えるも10年前より社会が改善したのかというと正直分からない。
ただ、犯人のように内的歪みを抱えた人間による犯罪は起こっては社会では議論が活発化する。その繰り返しばかりニュースで見ているとあの頃と変わらぬもの悲しさがある。
10年の歳月は被害者や遺族にとってはどれだけの苦しみだったのか。そんな感傷に浸ってしまう今日である。