7年の重み東日本大震災から今日で7年。過去最悪の被害となったこの震災も徐々に過去となりつつある。しかし、最も被害を受けた東北地方は過疎化や高齢化が最も深刻な地域だ。岩手県や宮城県では復興後の新たな問題点が次々と浮上し、福島県では原発事故による風評被害は未だに終わっていない。震災の傷跡は思わぬ形でどんどん出て来る事を忘れてはいないだろうか?この震災以降、日本は確実に価値観を変えつつあると言える。しかし、それでも多くが変わりきっていない実情もある。便利さを追求する中で犠牲となる人達は今なお多い。そうした問題点の本質を7年前に自然の猛威に見せ付けられながらも変えられない人の業に7年前の重みはより増していくのだと痛感する7年目である。