弟に最後に会ったのは去年の11月1日。


母親とワタシの発表会を観に来てくれたのだった。

一ヶ月前にメールで誘ったときは
「僕そんな華やかな場に行く自信がないな」なんて消極的な返事だったけど、
居心地悪そうに、いつものはにかみ笑顔でそこに居た弟。


・・・・・来てくれた。


すごく嬉しかった。


夜、メールがきた。
「ステージに立っているお姉ちゃんを観て、アルバイトを始める勇気が出たよ。」

弟のメールはいつも、相手に気を遣っている。
すごく丁寧で“イイコ”な文章で、相手を喜ばせる。


良かったんだよ。そんなに気を遣わなくても。

弟がどんな気持ちでメールを返してくれていたか。
どうしてもっと察してあげられなかったのだろう。


・・・・・・・・あれからもう一年がたってしまったんだね。