オーディオ製品や iPhone、ゲーム機、Teamsなどいろいろな場面で「空間オーディオ」という用語が飛び交っています。
空間オーディオとは、音が特定の方向や高さから聞こえるような没入感のある 3D(立体)音響体験を実現する技術で、まるでその場にいるかのように、音の広がり、奥行き、方向が感じられます。
従来のステレオ(左右二次元)とは異なり、Dolby Atmosなどのオブジェクトベース技術やバイノーラル技術を使い、音を 3次元空間に配置したり、人間の聴覚特性を利用してヘッドホンでもリアルな音場を作り出します。
Appleの AirPodsや Androidスマホなどで、映画や音楽、ゲームをより臨場感豊かに楽しむために広く使われています。
空間オーディオの主な特徴
- 360度の音場: 音が上下左右、前後から聞こえるように感じられ、まるで音のシャワーを浴びているような感覚です。
- オブジェクトベース: 音を「サウンドオブジェクト(音源)」として扱い、3D空間のどこにでも配置・移動させることができます(Dolby Atmosなど)。
- ヘッドトラッキング: 対応ヘッドホン(AirPodsなど)では、頭の向きに合わせて音の定位が固定され、動画の再生デバイスが動いても音がずれないように追従します。
まるでスピーカーが頭の周りに配置されているかのようです。 - 没入感の向上: 音楽ならアーティストの息遣いまで、映画なら遠くの足音までリアルに感じられ、世界観に深く入り込めます。
仕組みと提供方法
- Dolby Atmos: 映画館で使われる技術で、音楽制作でも「空間オーディオ」として提供されています。
多くの配信サービス(Apple Music、Amazon Musicなど)で利用可能です。 - バイノーラル技術: 2つのドライバー(イヤホン・ヘッドホン)だけで人間の耳の聴覚特性(両耳間クロストークなど)をシミュレートし、立体的な音場を作り出します。
ソニー(360 Reality Audio)などが採用。 - 利用方法: 対応するスマートフォン(iPhone、Android)やデバイス、対応ヘッドホン(AirPods、Beatsなど)、そして対応アプリ(Apple Music、Amazon Music、Netflixなど)があれば、手軽に体験できます。
誤解されやすい点
- 「空間オーディオ」は広義の総称であり、Dolby Atmosは特定の規格です。
両者は互換性がありますが、同じものではありません。
対応製品を選ぶ際は、どちらの方式に対応しているか確認するとより楽しめます。