Excelシート上のセルに関数の結果を表示することはよくありますが、単にその値だけを表示すると分かりづらいですね。
例えば、下図の表では セルF1に
  =INDEX(E:E, MAX((LEN(E:E)>0)*ROW(E:E)))
という数式が入っていて、「在庫」列の最終行の値を表示しています。
これは「Excel 最終行の行番号とデータを取得」記事でご紹介した方法を使っています。


上図の表のように画面内に収まる行数であれば、単に最終行の数値を目視すれば済みます。
でも、もっと行数が増えてくると、そのたびに下方にスクロールして確認しなければならず、単にその数値だけを知りたいときには上図のように上部のセルにも示してあげたほうが親切ですね。
ただし、「7」とだけ表示したのでは何の数値やら分かりませんので、適当な文字列を組合せて表示したほうがより親切です。

Excelで関数の結果と文字列を組み合わせるには、「&」(アンパサンド)でテキストと関数をつなぎます。
例: ="合計は" & SUM(A1:A5) & "円です"。
数値や日付の書式を維持したい場合は、TEXT関数を使用し ="本日:" & TEXT(TODAY(), "yyyy/mm/dd") とします。

上図に適用してみると、セルF1に
  ="最新在庫数:"&INDEX(E:E, MAX((LEN(E:E)>0)*ROW(E:E)))&"冊"
というように数式を変更します。
そうすれば、下図のように表示され、数値の意味合いが分かりやすくなります。


 

TEXT関数と組合せて、
  ="最新在庫数:"&TEXT(INDEX(E:E, MAX((LEN(E:E)>0)*ROW(E:E))),"#0冊")
としてもよいです。

主な結合方法と例

  • 「&」演算子で結合 (基本): 文字列を "" (ダブルクォーテーション) で囲み、& で関数とつなぐ。
    • ="結果:" & A1
    • ="平均は" & AVERAGE(B1:B10) & "点です"
  • TEXT関数で書式を指定して結合: 日付や金額の表示形式(カンマ、円マークなど)を維持して結合。
    • ="合計:" & TEXT(SUM(C1:C5), "#,##0") & "円"
    • ="期日:" & TEXT(A1, "yyyy年m月d日")
  • CONCAT関数/CONCATENATE関数で結合: 複数の範囲や文字列を一度に結合。
    • =CONCAT("合計:", SUM(A1:A5)) 


ポイント

  • 文字列は必ず " で囲む。
  • 文字とセルの間や、関数と文字の間にスペースを入れたい場合は &" "& を使用。 


ここで大事な注意事項があります。
上記のように「&」演算子や TEXT関数、CONCAT関数/CONCATENATE関数で結合した結果、このセルの値は文字列となります。
これは、数値セルと数値セルを「&」演算子で結合した場合も含みます。
例えば、100 という数値が格納されているセルF15と上記 7 という値のセルF1を「=F15&F1」とすると、数値「107」ではなく文字列「1007」となります。
そのため、上記のように関数の結果を文字列と組み合わせたものを、その後、数値として参照して演算しようとするとエラーとなります。

これを回避するには表示書式を使います。

セルF1には、単に
  =INDEX(E:E, MAX((LEN(E:E)>0)*ROW(E:E)))
とし、数値 7 が返ってくるようにします。
そして、セルF1を選択して [Ctrl]+[1]キーを押して「セルの書式設定」ダイアログを出します。
「表示形式」タブの「ユーザー定義」で
  "最新在庫数:"#0"冊"
とします。(下図)

 

そうすれば、下図のように表示され、セルF1を参照すれば 7 という数値も得られます。


セルF1の内容は数値のままですので、右寄せで表示されています。