17歳のカルテ | 〜旅の途中〜

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ジェームズ・マンゴールド 監督

17歳のカルテ

観賞


境界性パーソナリティ障害と診断された

17歳の少女スザンナが精神病院で

自分と向き合う実話ベースのヒューマンドラマ


スザンナ・ケイセンの自伝

「思春期病棟の少女たち」の映像化作品。

境界性パーソナリティ障害(以下ボダ)が

題材と聞いて観てみたが

ボダについての知識が深まった実感は

1ミリも無い。

この映画は闘病モノではなく

思春期特有の揺れる気持ちを丁寧に描いた

作品である。

自伝の映像化作品なので

実話ベースだと思うが

精神病院にしては和気藹々としすぎているし

心に病を抱えているようには

全く見えなかった。


自己愛性〜も含め人格障害というのは

両親からの愛情不足によるものが大半だと思う。

そして愛情不足が故、他人を攻撃する等

幼稚なアクションで無理やり関心を向けようと

する。

途中に出てくるリサの問題行動はそのあたりを

描いているのだと思う。

人格障害についての知識を深めたい

視聴者は沢山いると思う。

この映画を観た大半の人はそうではないか。

視聴者の期待を見事に裏切る内容で

あることは否めない。


感想としては、

両親の築き上げた家庭環境が問題なのに

全く反省しているようには見えない

スザンナの両親の態度が気に食わなかった。