親鸞上人の奥方 玉日姫と九条関白
兼実の旧跡でもある西岸寺へ~
藤原忠通(1097~1164)が建てたと
伝えられる法性寺小御堂があり、
その息子、兼実も花園御殿と
称し、この地を愛した。
先日、力餅さんで休憩した後、駅に
向かい歩き出すと、通り道の西岸寺
さんのお庭が門からチラりと見えた。

何とも涼し気なつくばいと、青々
とした樹々につられ、境内に入った。
そしたら、向こう側にはザクロが実を
つけてた


食べごろになったザクロは、
血の色と言われて怖いイメージが
あるけど、今頃はピンク色でピーチ
のような可愛らしさ

ちなみに、怖いイメージは鬼子母神
の話がおぼろげにあった。
人の子をさらって食べる鬼に、
代わりにこれを食えとお釈迦様が
渡したのがザクロの実で、割った
実が人肉に似てる

と昔の人は思ったらしい。
現実味がない事も多いけど、
このように調査されて、お祀りされ
てると実在してて、なんだか身近に
感じて、ご利益のようなものがある
かもしれないと思えてくる。
あまり仏像に現世利益を求めて
お詣りする事はないけど、本当に
ここに眠ってはるかもしれないと
いう実感はすごい

そんなこんなで、いつも通りすがり
ではあるけど、つい気になって
足を止めてしまう、風情ある夏の
西岸寺さんでした
