よるよるよる

静寂しずかな風の流れ

集めた静けさ風が流す

騒がしい話をよそに独り夜の海

ちるちるちる

全部散ってしまった桜の木の下

黙って見上げる夜の海

よるよるよる

大きな夜一本の桜小さな人間

ここここここ

ここが夜の回転軸
時々ゾッとすることがある

例えば容姿と声の関係

いつも会ってる相手の

いつも聞いてる声なのに

ふと、その容姿と声が一致することにおぞましさを感じる
今日の夜はなんだか静かで

大通りに出ても車が少ないみたいに感じる

仲間と語りあった日は気分がよくて

いろんなものに感謝して幸福を満喫する

毎日がそうであればいいのに
自由気ままに空を飛び回るあなたとは違って、僕は小さな檻から出られない籠の中の鳥なんですよ

そう、まるで閉じ込められているよう

いつか檻を破って空に飛び立つはずなんだ

あなたと一緒にとはいかなくとも自由に空を飛び回れるようになるんだ

まるで物語の主人公みたいじゃない

笑ってしまいますよ



あなただぁれ?
本当はこの世界には何もない

人だとか犬だとか家だとか水だとか空気だとかいろいろいろいろ

つくったのは人間

本当はそれらのものに意味なんてない

意味という概念をつくりだしていろいろいろいろいろいろいろいろなもに意味を持たせたのは人間

だから本当は世界は真っ白で真っ白な白紙

人間風に言えば、だけどね