がんばる甲斐もないかもよ? | うに缶、もも缶。  ・・・・転勤する猫・・・・

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いけにゃん「うに」と、そよ&もも夫婦の日々つれづれ。

来週の水曜日、バイトで朝5時30分出勤が決まったそよが、長野からお届けしています。

そりゃあね、このバイト、朝早いよ?

いままでだって、6時出勤か7時出勤だよ。

でも、いくらなんでも6時30分にお店をOPENって・・・むかっ

いったい何時に家を出ればいいんだろう・・・

もうバイト先に泊まりたいくらいだよっムカッ



気を落ち着けて・・・コーヒー



さて。

そよの仕事、弁護士秘書・法律事務には認定資格というものがいままでありませんでした。

それもそのはず。

だって、弁護士によって専門分野、得意分野というモノがあって

全ての法律事務所の秘書・事務員が同じことやっているわけはないからです。


たとえば。

家事事件(離婚、離縁、相続)ばっかりやっている先生。

刑事事件ばっかりやっている先生。

渉外事件(会社合併、証券取引、会社法務)ばっかりやっている先生。

いわゆるマチ弁(民事も刑事もなんでもOK)な先生。


家事事件ばかりやる先生の事務所で働いていたら、刑事事件の処理はやらないし

渉外事件ばかりをやる先生は裁判所にすら行かないのです。

そんな先生についていたら当然、訴訟書類の作成や訴訟上必要な手続きを覚えることはありません。

マチ弁の先生の事務所で働いていたら、渉外事件のことはさっぱり理解不能です。

それ以前に、お茶くみ・コピー取り・お使いしかしていない事務員さんだっている。

そういう事務員さんにこんな試験を受けろって言っても「はぁ?」って感じだと思う。

30数年のキャリアを持つそよ母だって、やったことがない仕事だってあるんです。


それなのに、「事務職員能力認定制度」なるものができまして。

第1回の試験・合格発表があったそうです。

法律事務所に2年以上勤務していて、研修会に規定の回数参加し、認定試験に合格すれば

日弁連お墨付きの事務職員になれるんだそうな。

当然、研修や試験には何がなんだかさっぱりわからない、自分が普段やっていない

(というかやれない。だって、仕事を選ぶのは弁護士だもん)仕事内容についての問題も多いわけで。

研修会は非常にぬるい内容なのに、試験は非常に難易度が高いんだそう。

認定制度自体に無理があるとしか思えませんな。


そして、これは「資格」ではないんだよね。

日弁連の合格者名簿に記載される、とか、名刺に「認定事務員」とか載せられるってだけらしいし。

ま、合格すればお給料を上げてもらえる事務所もあるんだろうけど、

高ぁーい研修費やテキスト代、受験料に見合うものではない(気がする)。

普通の法律事務所では、事務員が名刺を作ることなんてほとんどないよ?

法律事務所の秘書・事務員というのは、お給料も安いし、ほとんど先生の侍女みたいなもん。

この認定制度には、「オトナの事情・オトナの都合」って感じがつきまとってます。


しかも、弁護士との雇用関係が前提。

だから事務所を退職したら「日本弁護士連合会認定弁護士補助職」という

ご大層なこの認定はなかったことにされるようです。

雇用契約書がない事務所では、雇用を否定される可能性だってゼロではないのでは?



そんなの、転勤族の奥さんであるそよには意味ないじゃん!



あたしは昔から向上心というモノがゼロで、

資格を取りたい、とか肩書きが欲しい、とかそういう気持ちが全くナイ。

先日、事務所へ弁護士会から「研修会の受講者募集のお知らせ」FAXがきたけれど、

受講する気にはなれないな・・・

もうちょこっと料金が安くって、ずっと認定してくれるんならがんばるかもしれないけど。


こういうのはどうしても東京中心で、地方の弁護士会だと研修とかもやってくれないだろうし。

なにしろ、料金が高くって!

こういうの、お金を出してくれる事務所&先生もいるんだろうけど、非常に稀でしょうね・・・

研修会に行くことすらいい顔しない先生が多いのです。

研修費を自腹切ってる事務員さん、有休取って研修に参加してる事務員さんってたくさんいると思う。

さいわい、ウチの先生はこういうのにこだわらない先生だからほっとしてるけど。

(そのまえに、そよはパートだけど)

あ、でも試験問題は解いてみたいかな?


ドラマの影響もあって人気の出てきた職業ではありますが、わりと虐げられた職なのです、この職業。




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なんだかんだいっても、そよはお仕事がんばってます。



えへ、そうかな?カピバラ

でも、その足はどうかと思うよ、うに・・・