アパート経営をしながら、工場へ勤めていた父と
専業主婦をしていた母の元に
私は一人っ子として生まれた。
父の実家にあたり、
父方の祖父母は私が生まれる1年前に亡くなっていた。
アパートの一室に、父の弟(叔父)が独身の為、住んでおり
寝泊りは違うが、ある意味4人家族みたいな生活だった。
アパート経営と言っても、
風呂無し1DKの部屋を7つある木造2階建て。
約3坪ほどのテナントを2店舗のこちらも木造2階建て。
自宅は一軒家とは言いがたい。
テナントと一緒の建物だった。
表面から見れば大きいかもしれないが、
実際住まいとしては、3Kという狭さ。
同じ敷地内に 木造2階建てが2棟立っていた。
アパートに住んでいた人達の事は
もう記憶にない。
テナントにはアパレル関係のお店と
印刷工場?が入っていたのはうっすらと記憶している。
アパレル関係を営んでる人には子供が居た。
私よりも3つほど上の女の子と同い年の女の子。
そして印刷工場を営んでいた人にも
1つ上の女の子と1つ下の男の子が居た。
両方とも6畳一間ではあったが、
居住スペースもあったため、
よく一緒に遊んでいた記憶が残っている。
でも、アパレル関係の人は
直ぐに引越しをしていった。
印刷工場の女の子と男の子は
毎日、兄妹のように遊んでいた記憶が残っている。
でも母親と一緒に車の通りがない裏路地へ行き
電車を見に連れて行ってもらった事を覚えている。
そんなちょっと風変わりな環境で育てられた。