土曜日、
先日亡くなった友人のお通夜でした。
友人が入院中、
見舞いに行けなかったので、
ゆっくりと友人の顔を見たく
話もしたかったので、
お通夜の時間よりも1時間程早めに
会場へ向かいました。
既に準備も終わり、
親族の方はゆっくりしておられました。
まだ参列する方もほとんど来ておらず、
私は友人の息子さんと久々に会い、
軽く会話を済ませ、
友人の顔を見させてもらい
話もさせてもらう事ができました。
もちろん、友人からの返事はありません・・・。
棺に入っている友人は
とても穏やかな顔をし、
微笑んでる様にも思えました。
そんな友人の顔を見て、
安心しました。
苦しんでいる様子の顔つきではなかったからです。
それだけが気がかりでした。
今にも目を覚ましそうな顔つきで、
本当に眠っているようで、
亡くなったなんて信じられませんでした。
私は両親・祖父母・元義父と、
身近な人の最後の顔を見てきましたが、
こんなにいい笑顔に見えたのは
この友人が初めてでした。
友人のお母さんとも会えました。
数年前、会った事があり、
私の顔を覚えてくれていました。
友人のお母さん
「名前は覚えてへんけど、
顔は覚えてるで～！
でも、どこでおうたっけ？（会ったっけ？）」
私
「青いTシャツの子ですよ～ｗ。」
「あぁ！
そうや！そうや！！
青いTシャツの子やんな～＾＾。」
「嬉しいです＾＾。
覚えていてくれて＾＾。
○○ちゃん（友人の本名）からも
『お母さん【青いTシャツの子】って言って。覚えてるんだよー！』
って言われていたので
青いTシャツって言えばわかるかな？って思ってましたｗ。
また、お母さんと一緒にタバコ吸いながら
○○ちゃんの話しようかな。
って思って来ました＾＾。」
「また一緒に吸えるんやな～＾＾。
嬉しいわぁ～。
今日は来てくれてありがとな～＾＾。
○○もきっと喜んでくれてるで～！」
「お見舞いに伺った時に
○○ちゃんとお母さんと私で色んな話して
また一緒にタバコ吸いたいなー。
って思ってたのに、
お見舞いに伺えなくてすいませんでした。
まさか、お見舞いに伺う予定だった日の翌日に
亡くなるなんて思ってもなかったので・・・。」
「気にせんでいいで～。
こうして会えたんも、
○○のお陰や！
きっと、○○が会わせてくれたんよ＾＾。
○○に感謝しないとなぁ～。
ほな！タバコ吸いに一緒に行きましょか！！」
と、お母さんも友人の様に笑顔でした。
それがまた辛かったです。
まさかこんな形でお母さんと再会するとは
思ってませんでした。
また一緒に遊びに行けると思っていました。
でも、前向きなお母さんって凄い人だと思いました。
友人がまた私達を引き合わせてくれた。
とおっしゃれるなんて・・・。
タバコを吸いながら、
友人の話をし、
お母さんの近況を聞き、
お母さんの友人への想い等を聞かせて頂きました。
本当に素晴らしいお母さんです。
お母さん同様、
友人の妹さんとも1度だけお会いしていたのですが
妹さんも私の事を覚えて下さっていました。
とても嬉しかったです。
友人のお母さん・お姉さんの他にも
友人を介して知り合った沢山の方々とも
お会いすることができました。
１人１人に
「ご無沙汰してしまってすいません。
お誘いして頂いているのに
顔を出せずに申し訳ありません。」
と挨拶をしてきました。
これも友人が引き合わせてくれたんだと思えました。
お通夜の式場には、
私と知り合う前の友人の写真
知り合った後の写真、
思い出の品々が沢山飾られていました。
友人を思い出させるぬいぐるみや小物等も・・・。
アルバムも飾られており、
ゆっくりと見させて頂きました。
みんなどれも最高の笑顔でした。
懐かしかったです。
そして、お通夜が始まり
その式の最中にある物に目が止まりました。
思い出の品々を見させてもらった時には
気づかなかった物でした。
それはリップクリームでした。
友人はいつもノーメイクでしたが、
唯一いつも持ち歩いて居て
それをすっと出しては塗っていた姿が
私には強いイメージが残っていました。
そのリップクリームを見た時
『あぁ～・・・。○○らしいな～。』
と、ふっと笑みがこぼれました。
友人と私はいつも同じ様なリップを使い、
新しいのが出ると、
「これいいよ～！」「こんなのでたんだよ！」
と報告しあってたくらいでした。
この先、リップを使う時は友人を思い出す事だと思います。
友人のお母さん・妹さん・その他の友人達に
私を会わせてくれた○○にありがとうと言いたいです。
最後に○○の笑顔が見れて良かったです。