新たな質問を受ける。



男性調停員

「不貞行為についてですが、

前回、旦那さんは

『絶対にしていない。』

と、否定されてましたが(ちょっと笑)」


「はい。

弁護士先生から伺っております。」


「女性問題の事で、旦那さんに聞いた事はありますか?」


「いえ。ありません。」


「聞かずに興信所に依頼したのですか?」


「はい。

聞きたかったんですが、

以前、暴力を受けた事があり

また暴力を受けるかもしれない。

と思うと、聞けませんでした。」


「そうですか。」


女性調停員

「その暴力は怖かったですか?」


弁護士先生

「かなりの力で胸倉を掴まれ揺さぶられたんですよね?」


「はい・・・。

両手で胸倉を掴まれて、

物凄い力で揺さぶられました。

抵抗する事もできず、

まだ首の据わっていない赤ん坊の様に

頭が揺さぶられたのを覚えています。

足も地に付いてなかった様に記憶しています。

その後、この部屋のこの辺りくらいから

突き飛ばされて、頭と背中を強打しました。

痛みもありましたが、

恐ろしさのあまり、足が震えて立てませんでした・・・。

とても怖かったです・・・。」


と、少し思い出して泣いてしまいました・・・。


「そんなに突き飛ばされたの?

そこまでされたら恐怖心が出て聞く事は難しくなるわね。」


「はい・・・。」


「今回も旦那さんが不貞行為をしてない。

と、この後、旦那さんと話した時に言い張った場合、

証拠がある事は言ってもいいですか?」


「はい。構いません。

相手の出方によって、訴訟にする事も検討しますし、

被害者意識が強いですから、

時間が掛かってドロドロになりますが、

徹底的に争う事も検討したいと考えています。」


「では、ある意味脅しの様になってしまいますが

証拠もあって、相手の女性に対しても

慰謝料請求する可能性がある。と。」


「はい。構いません。

伝え方はお任せします。」


「ただ、旦那さんは慰謝料という言葉に

拘りを持っているみたいなので

慰謝料ではなく、解決金という伝え方でもいいでしょうか?」


「いいですよね?

相手がこちらの要求を飲むのであれば。」


「(*-゛-) うーん。

そうですね・・・。飲んでくれるのであれば

解決金でもいいです。」



慰謝料ではなく解決金かー。

私も言葉に拘りがあるのかもしれない・・・。

少し釈然としなかったけど、

旦那が私の要求を受入れるのなら仕方ないと

思うしかなかった。





続く。。。