友人が日の出を見に行こう!
と誘ってくれた。
まだ真っ暗な星空だった午前5時過ぎ。
誘ってくれた友人と待ち合わせ、友人の車で出発する。
1時間半かけ、目的地の海に到着。
既に空は明るくなり始めていた。
日の出まで15分。
真っ暗な空、グレーな空、少し青みの掛かった空
真っ青な空、白い空、ほんのり黄色掛かった空、
オレンジ色の空、とても色んな表情の空だった。
朝焼けの空ってこんなに綺麗だったっけ。
それすら忘れてた。
1日の中でもっとも寒くなる時間。
それでも海へ出る、サーファーも多かった。
私は日の出まで待ちきれず、
車から降り、砂浜へ出た。
明るいオレンジ色や色んな色に染めた空を眺めながら
ピーンと張り詰めた冷たい冬らしい空気が気持ちよかった。
太陽が顔を出し始める15分がとても長く、待ち遠しかった。
太陽が顔を出す頃、いつの間にか沢山のサーファーが
サーフボードにまたがり、地平線のほうを見ていた。
波を見ていただけなのかもしれないが、圧巻だった。
赤い太陽が顔を出し、空が黄色からオレンジ、白に変わり青くなってゆく。
とても綺麗な空だった。
でも太陽が出るところに少し雲がかかって
太陽は雲に少し隠れたりしていた。
『そんな太陽を見ながら
私の太陽はもう顔を出しているのかな。
私の太陽は顔を出していても、
目の前の太陽の様に姿を出しているのに
雲がかかり完全に姿を現していない状態なのかな。』
なんて思いながら眺めていた。
今の私は、目の前の太陽に例えたら
どのくらいに居るのだろう。
日の出を見たのは実は3回目。
凄く神秘的。
地球が動いている。
というのが実感できる瞬間。
目の前の太陽が顔を出すまで
まだかな。まだかな。ってこんなにも待ち遠しく感じてた。
自分を取り戻し、自分の人生をやり直すまで
太陽を待ち遠しく感じた以上に、自分自身が自分を
また待ち遠しくも感じる。
1日も早く、自分を取り戻したい。
1日も早く、新しい人生を歩み始めたい。
良いきっかけをくれた友人に感謝!
誘ってくれてありがとう!!
