こんにちは、
あなたにコージの愛のメッセージをお伝えする
神様の愛のコトノハ師なお です。
昨日はいよいよお楽しみのお稽古、
しかも「夏のおさらい会」＆「納涼会」でした
いちばん心配だった自分のお謡は、
結局あいかわらずの練習不足で
うまく謡えるかどうかで出だしに緊張して
すごく声が固くなっていたのと(笑)、
ちょっぴり声がひっくり返ったのと、
途中から下音に下がる（変調みたいなもん？）ところで
まさかの上音に上がってしまってお師匠からヘルプが入った以外は、
（以外、って、いや、けっこうあるで？ｗ
まぁまぁうまくいったかな （ホントに！？www
と、へたっぴなりにそう思ったのは、
謡いながら軽くトランス状態に入ってたなぁって
思える瞬間があったから(笑)。
（またあやしいことを言ってるぞ、ヲイwww
お能というのは不思議な演劇で、
演じるんだけどもそれを表さない。
こころもちでは充分気持ちは入っているのだけれども、
それを外側に表現しない。
というものすごく不思議なものがあって、
だけどそれが、
謡う人も舞う人も
（あ、能の場合は「演ずる」とは言わずに「舞う」という）
そしてもちろん、それを見る人にも、
心の奥底からなにか呼ばれるようなものがある。
昨日謡った『湯谷（ゆや）』という曲の
「文ノ段（ふみのだん）」という部分は、
京に住む平宗盛の寵妾である
熊野（ゆや）という女性の年老いた母親が
田舎から送ってきたお手紙を読むシーン。
（なので「文ノ段」
「ちょっと最近、病が重くなっちゃって…
歳も取ったし気も弱くなっちゃったから
熊野ちゃん、一度帰ってこれない？」
という、お母ちゃんのせつない気持ちと、
それを読みながらたぶん
胸をきゅーっと締め付けられているであろう
熊野ちゃんの気持ちに思いをはせながら、
でも、淡々とシンプルに、謡うとこ。
手紙を読んでいるテイなので、
節回しも色付けも派手なところはないのよ。
ここで感情込めて、
せつなさMaxとかで謡うと、
逆に「盛りすぎ」になる。
ホント不思議なくらい、
これでいいの！？ってくらい、
あくまで淡々と謡っていくところなんだよね。
でもそうしてると最近ときどきね、
謡の詞章（文句と言葉）の世界に
ずぶずぶと潜っていってるなーって思う瞬間がある。
並んでいる言葉の世界に入っていくっていうか、
それで情景や気持ちが見えてくるというか、
なんていうんだろ、
その場面のそこに自分がハマっているような瞬間が
フッと来るときがある。
これって、すごくたまらない瞬間。
能という演劇だからこそ、あるものだと思ってる。
お舞台を見ててもなるけど、
自分で謡っててもなるもんなんだーって、
最初びっくりしたんだよね。
そういう時ってね、
ここにいるわたしは、冷静におとなしく、
目の前の謡本を見て謡ってるんだけど、
もうひとりのわたしがふんわり
カラダ半分抜けて浮いちゃってるみたいになってて
あぁ――、いまイっちゃってるな――・・・・・・
って、これまた結構冷静に、
気づきながらも謡ってる、みたいな(笑)。
トランス状態になっちゃった、って、こういう感じだったの。
あんまりうまく言えないんだけどさ。
とか言いながら、
で、お稽古が終わった後は、これまたお楽しみだった納涼会！
これこれ！
これがなによりもいっちばんの楽しみだったのよねー！
（お稽古はいいんかいwww
だって、お師匠と飲める～
今回も、最近社中内ではお気に入りの
肉にくニク🍖のお肉ざんまいのお店で、
は――、よく食べてよく飲みました――(笑)
楽しかった――
また今年後半のお稽古も、楽しんでいきましょー♪
※『湯谷（ゆや）』の表記は流儀によって違います。
一般的に一番メジャーなのは『熊野（ゆや）』。
「ゆや」で入力すると「熊野」になるんだよ！
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