写真は弊社で大人気のひんやり冷感ストレッチパンツ。吸汗速乾でムレにくいことはもちろんですが、その人気の理由は何と言っても肌に触れるとひんやりする「接触冷感機能」私も初めは半信半疑でしたが実際に着てみると本当に肌に触れるとひんやりするんです。
では、なぜ接触冷感と呼ばれる素材はひんやりするのか?
その答えは「熱移動」
どういう事かといいますと、例えば鉄に触れて手がひんやりした場合、鉄はいわゆる熱伝導率(熱移動量)の高い物質であり、また熱は温度の低い方へ移動する性質があります。つまり、鉄に触れた時に手が持つ熱が鉄に移動し、熱を奪われたことにより「ひんやり」を感じたということになります。
実は接触冷感機能素材がひんやりする仕組みもこの「熱移動」を利用して、繊維が肌に触れた時、肌の表面の熱を移動することでひんやりを実現しています。
ただ、熱移動が起こればなんでも良いというわけではなく、「接触冷感評価値(単位W/c㎡)」と呼ばれる数値が一定以上あることが条件とされており、以下の試験によりその数値を測定しています。
【試験方法】
(1) 温度差10℃の場合 (ΔT=10℃)
「室温20℃の部屋においた試験布」(生地)と、10℃高い「30℃のセンサー」(人の肌)を、接触させた時の瞬間的な熱の移動量を測定する。この数値が、大きいほど → 冷たい と評価でき、0.1 W/c㎡以上が目安とされています。
(2) 温度差20℃の場合 (ΔT=20℃)
「室温20℃の部屋においた試験布」(生地)と、20℃高い「40℃のセンサー」(人の肌)を、接触させた時の瞬間的な熱の移動量を測定する。この数値が、大きいほど → 冷たい と評価でき、0.2 W/c㎡以上が目安とされています。
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