写真は常夏気分を気軽に味わえるアロハシャツ
見ているだけでも涼しくなりますね。
私も以前ハワイに行った時に現地で着用していましたが、実は
常夏の島ハワイでアロハを着るのには機能的な理由があるのです。
アロハシャツの生地素材で代表的なものは「レーヨン」と呼ばれる素材。
ツルツルしてテロンとした独特の風合いでご存知の方も多いと思います。
この「レーヨン」には他の繊維と比べ非常に高い性能があります。
それは「熱伝導率」が高いこと!
レーヨンの熱伝導率は0.58もあるのです。
熱伝導率とは高温の物質から低温の物質への熱が伝わる速さを
数値化したもので数値が大きければ大きい程、熱が伝わりやすい
ということになります。
つまり熱が伝わりやすいということは言い換えれば熱を奪いやすい
とも言えるわけで、常夏の島、ハワイでアロハシャツ着ることは
熱伝導率の高いレーヨンが体の熱を奪い衣服外へ放出し涼しく
快適に過ごすためでもあるのです。
ちなみに他の繊維の熱伝導率がどのくらいかと言いますと・・・
ポリエステル 0.20
羊毛(ウール) 0.37
ナイロン 0.38
絹(シルク) 0.44
綿(コットン) 0.54
レーヨン 0.58
麻(リネン) 0.63 (単位 W/m・K)
と、なっておりご覧の通りレーヨンの0.58が夏の繊維として
有名な麻と並んで高い数値を示しています。
ちなみに土壁で作られた家をご覧になったり住んだことが
ある方はご存知でしょうが、土壁は触るとひんやりしますよね。
その土壁の熱伝導率が0.69と言われておりますので比較すると
麻やレーヨンの熱伝導率の高さが理解しやすいと思います。
だた、繊維は基本的に糸を織ったいわゆる「織物」ですので
糸の撚り方や織り方によって通気性なども変わります。
よって、一概に熱伝導率だけで快適性を計る事はできません。
今回、ご説明した繊維の熱伝導率はあくまでも衣類選びの
ひとつの指標として考えて頂ければ幸いです。
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