環境経済学入門/R.ケリー ターナー
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「感情的」に環境問題は語られる事が多いということが実感できます。
様々な「弊害」がおきるのが環境問題ですが、

社会というのは人間の集合体であることから、多くの側面から環境問題の実害が挙げられています。


そういった状況の中で「経済的な損失」から「環境問題を解決(?)する必要がある」という視点です。

「後世のための福利厚生(=環境を教授する)という事が損なわれる」

という視点は日常生活(ミクロ)過ごしているとなかなか気付きにくいかも知れません。


翻訳ということで中々引っ掛る部分もありますが、「環境経済学」の入門にまさにうってつけの書です。

そして最も私がこの書で好きな点は、「一つの考えに偏っておらず、押し付けない」という点です。

この著者もその点からなるべく広い視点を紹介しようと試みています。



私は本来、環境ソリューション事業に携わりたいと考えていたのですが、

中々日頃の私達の生活には結びつかない…

そして生活が改善される気配がない…

ということを感じていたので、目からウロコでした。

特に「値引きは環境破壊」という章は。


それにしても、日本の経済体制というのは環境問題解決にはほど遠いですね。


振り返ってみたら、私も流行の化粧品を購入したりと、環境負荷の点においては避難できる立場にはないのですが…ドクロ